2022年3月24日に発売を迎えたプレイステーション5、プレイステーション4用ソフト『Relayer(リレイヤー)』。本作は、角川ゲームスの『GOD WARS』開発チームが手掛けた新作ロボットシミュレーションRPGだ。
本記事では、主人公のテラたちスターチャイルドを強化する育成システムと、ステラギアの強化方法を解説。さらに、リレイヤーとの激闘に備えて、戦闘で覚えておきたい情報をまとめた。本作独自のシステムも多いので、シミュレーションRPGファンもひと通り確認しておこう。
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『リレイヤー』(PS5)の購入はこちら (Amazon.co.jp) 『リレイヤー』(PS4)の購入はこちら (Amazon.co.jp)14項目のパラメーターを把握せよ
テラたちの強さは、下にまとめた14項目のパラメーターによって決まる。これらの項目は、キャラクターのレベルアップや後述するスターキューブの解放で成長していくが、パッシブスキルやステラギアの装備品によっても能力を伸ばすことができる。
攻撃力は物理属性と重力属性の2種類がある。基本的には、物理攻撃が高いキャラクターには物理属性の武器を装備させるというように、得意なパラメーターと武器を揃えるといいだろう。
各パラメーターの効果
- HP ステラギアの耐久力。ゼロになると撤退する
- SP スキルポイント。アクティブスキル使用時に消費する
- ATK 物理属性の攻撃力。高いほど与えるダメージが増える
- G-ATK 重力属性の攻撃力。高いほど与えるダメージが増える
- DEF 物理属性に対する防御力。高いほど受けるダメージが減る
- G-DEF 重力属性に対する防御力。高いほど受けるダメージが減る
- TEC 命中精度。高いほど攻撃の命中率が上がる
- SCH 回避性能。高いほど攻撃されたときの回避率が上がる
- ECM 電子戦性能。ビットによる攻撃の命中率や威力に影響する
- LUC 運のよさ。命中率と回避率にわずかに影響する
- AGI 素早さ。高いほど行動順が早くなる
- GEN ジェネレーター出力。ターン経過によるSP回復量
- CRI クリティカル率。高いほどクリティカルが出やすい
- MOV 移動力。1度に移動可能な最大マスの数を示す
スターキューブで新たな力を引き出そう
スターキューブは、本作に搭載されたキャラクターの育成システム。ジョブポイントを消費してライン上につながるマスを解放することで、パラメーターの強化やアクティブスキルとパッシプスキルの習得が行える。スキルの習得順にはある程度の自由があるので、プレイヤーやキャラクターごとに異なる育成が楽しめる。プレイスタイルに応じて解放したいマスを選んでいくといいが、悩んだときはアクティブスキルの習得を優先すると戦略の幅が広がり、戦いやすくなる。
また、スターキューブはジョブのシステムも兼ねている。初級ジョブのマスをすべて解放すると、中級ジョブにクラスチェンジ可能だ。初級から中級のジョブになるときは、ジョブのルート分岐が発生する。ルート分岐後は、上級ジョブのアビリティをすべて解放すると、もうひとつのルートに進める。下記のオススメルートを参考に、進むべきルートを慎重に決めよう。なお、仲間になるメンバーの情報は、メインストーリーの第6章終了時までのものを掲載する。
アサルトタイプのオススメルート
アサルトタイプは、火力を重視したヴァンガード/ブレイバーと隠密行動が得意なシノビ/ニンジャのルートに分岐する。テラとミンタカは、狙われやすさを表す“ヘイト”が戦闘力に影響する固有スキルを習得できることから、推奨ルートだと力を発揮できる。ほかのふたりも悩んだときは推奨ルートを参考に。
推奨ルート
テラ
ヴァンガードルート。ヘイトが高いほど攻撃力が上がる
アマノガワ
ヴァンガードルート。攻撃役として活躍させられる
ミンタカ
シノビルート。ヘイトが低いほど攻撃力が上がる
マーズ
シノビルート。弱点の打たれ弱さをカバーしやすい
タンクタイプのオススメルート
タンクタイプは、味方を守るのが得意なパラディン/ガーディアンと支援能力に秀でたコマンダー/ブレイカーにチェンジできる。序盤で仲間になるサンは、パラディンのルートのほうが盾役をこなしやすい。一方、固有スキルでヘイトをコントロールするアルニラムは、支援向きのコマンダールートが最適だ。
推奨ルート
サン
パラディンルート。囮としての役割をこなしやすい
アルニラム
コマンダールート。味方を守りながら支援できる
スナイプタイプのオススメルート
スナイプタイプは、支援型狙撃手のバックス/マークスマンと攻撃が得意なガンナー/エースシューターに分岐する。アタッカー向きのヒミコはガンナールート、回復と支援向きのビーナスはバックスルートで決まり。ウラヌスはどちらでも役割をこなせるが、ヘイトを抑えやすいガンナールートがオススメ。
推奨ルート
ヒミコ
ガンナールート。攻撃系アクティブスキルが充実
ウラヌス
ガンナールート。ヘイトの上昇を抑えながら戦いやすい
ビーナス
バックスルート。範囲回復スキルの効果を高められる
スカウトタイプのオススメルート
スカウトは、味方の強化が得意なエンチャンター/ワイズマンと敵へのデバフや状態異常付与を狙うジャマー/トリックスターに分かれる。回復能力が高いマーキュリーは、エンチャンタールートがベスト。状態異常のスペシャリストであるハレーや、強力なデコイが使えるアルニタクはジャマールート向き。
推奨ルート
マーキュリー
エンチャンタールート。回復能力がさらに高まる
ハレー
ジャマールート。状態異常のスペシャリストに育成できる
アルニタク
ジャマールート。デコイのデバフ効果を活かしやすい
装備品でステラギアをカスタマイズ
ショップで購入可能な武器、装甲、チップを装備することでステラギアのパラメーターを強化できる。ショップのラインアップはメインストーリーを進めると充実していくので、主力メンバーの装備品はつねに最強のものを揃えるのが理想だ。購入に必要なSG(ゲーム通貨)が不足しているときは、バトルシミュレーターに挑んで稼ごう。
武器の改造は積極的に行おう
ショップでは武器の改造も行える。改造すると性能が上がり、4回目の改造で別の武器に進化する。また、低確率で高性能なダークサイドの武器が誕生することも。
ダークサイドのフレアシリーズの武器は、“ATK/G-ATK+10%”と“毎ターンブレイクダウン付与”の効果を持つ。攻撃力が上がる前者はプラスの効果だが、行動順が回ってきたときに最大HPの15%のダメージを受けてしまう後者は、非常にやっかいなマイナス効果だ。
このままでは使いにくいが、ブレイクダウンは状態異常なので、状態異常耐性を100%に上げると無効化できる。具体的には、サンの“太陽の煌き”やハレーの“ブレイクダウン無効”といったパッシブスキルが有効だ。運よく入手できたときはセットで活用したい。
戦闘では敵味方の行動順をチェック
戦闘はターン制を採用しており、ターンごとにAGIの高いキャラクターから順に行動する。行動順は画面右上のアイコンでチェックでき、現在行動中のキャラクターが左端に表示される。この行動順を参考にすると、そのタイミングで狙う敵や、選ぶべき行動が決めやすい。戦術を立てるうえで重要な情報なので、行動順を確認するクセを付けること。
攻撃時は射程と属性に注目
射程が同じ武器を装備した味方と敵が交戦すると、必ず反撃が発生する。そのため、攻撃を仕掛けるときは射程が異なる敵を狙うと安全だ。また、物理属性の武器を持つ敵は物理防御が、重力属性の武器を持つ敵は重力防御が高いことが多い。相手の武器と異なる属性の武器で攻撃すると大ダメージを与えやすいので狙ってみよう。
装備させる武器は使い分けると効果的!
ステラギアが装備可能な武器はタイプによって決まっている。基本的には下記にまとめた専用装備が各タイプの特徴を活かしやすいが、汎用武器の片手剣やマシンガンを装備するのも手だ。片手剣はGENが高く、ターン経過時のSP回復量が多くなるという利点がある。
各タイプの専用装備
アサルト
両手剣。命中精度は低いものの、威力が高い
タンク
シールド。武器とは逆の手に装備する追加装甲
スナイプ
ライフル。TECが上がりやすく、攻撃が命中しやすい
スカウト
ビット。障害物にジャマされることなく攻撃可能
オススメの組み合わせ“アサルト×マシンガン”
マシンガンは唯一、射程が2マスの武器のため、マシンガンを装備した敵以外からは反撃を受けない。敵のHPを減らした後、味方機で止めをさそう。
オススメの組み合わせ“スカウト×片手剣”
片手剣を装備すると、ターン経過によるSPの回復効率がアップ。回復や補助のスキルを多用しがちなスカウトも、SP切れを起こしにくくなる。
タンクのヘイトを管理して味方を守ろう
HPが多くて打たれ強いタンクは部隊を守る盾役にピッタリ。戦闘ではヘイトが高いほど狙われやすいので、これを利用してタンクのヘイトを高い状態で維持できれば、安全に戦いやすい。ヘイトは敵を攻撃したり味方を回復したりすると上がり、攻撃を受けたときや行動開始時に減る。このルールを覚えたうえで、タンクのヘイトがほかの味方よりも高い状態になるように、つねに維持すること。実際の流れは下記を参考にしよう。
味方のヘイトの数値は、L3ボタンを押すと表示されるヘイトリストを見ることで確認できる。
味方機が行動を終える場合、防御と待機のどちらかを選択可能。防御は次ターンの行動順が回ってくるまでダメージを半減できる代わりに、ターン経過のSP回復量が半減する。一方、待機はダメージを軽減できないが、SP回復量も半減しない。このふたつを使い分けると効果的だ。
バフ・デバフを駆使しよう
バフは味方のパラメーターを一時的に強化するスキルを、デバフは敵のパラメーターを一時的に下げるスキルをそれぞれ表す。これらのスキルを使いこなせば、戦闘を有利に進めやすい。たとえば、防御力を上げるディフェンスアップのスキルをタンクに使うと、ますます打たれ強くなる。また攻撃役には、攻撃力を上げるオフェンスアップや命中率などを高めるセンサーアップを使うのも効果的だ。
スカウトのデコイを活用せよ
スカウトタイプのスキル“デコイ召還”で出現するデコイは、マップに1機だけ呼び出せる特別なユニットだ。行動時のコマンドは待機しか選べず、反撃も行わないが、ヘイトが“999”の状態で登場するうえ、HPも高いので囮役に最適。タンクの回復が間に合わないときや、味方が挟撃されているとき、2正面作戦になっているときなどに召喚すると役に立ってくれるだろう。
2種類の特殊攻撃を使いこなそう
アサルトとタンクはバックスタブ、スナイプとスカウトはオーバーキルという特殊攻撃が使える。前者は近接武器を装備した味方どうしで敵を挟撃すると発動。2機の味方で攻撃し、大ダメージを与えられる。後者はヘイトが高いほど発動しやすく、ザコ敵を一撃で倒せるという効果を持つ。偶発的なオーバーキルとは異なり、バックスタブは自発的に狙えるぶん使いやすい。味方機の位置取りを考えつつ戦おう。
戦況を一変させる必殺技“ビッグバン”
ビッグバンは画面左上のビッグバンゲージを消費して放つスターチャイルドの必殺技。ビッグバンゲージは部隊全体で共有され、攻撃を行ったり、スキルやアイテムを使ったりすると増える。広範囲への攻撃や味方全体の回復など非常に強力なものばかりなので、ここぞというときに使いたい。
なお、ビックバンゲージは回復やバフ、デバフのスキルを使用したときも上昇し、一度に複数の敵味方を巻き込むと、ゲージの上昇量が少しだけ増える。ゲージを早く溜めたいときは効果範囲の広いスキルを使うといいが、多く巻き込むほどヘイトの上昇値が増える。とくに、打たれ弱いスナイプやスカウトで行動するときは慎重に。
巨大ダークギア戦はバフ・デバフや状態異常を駆使しよう
強敵の巨大ダークギアが初めて登場するのは、第3章『封印』第9話のステージ。巨大ダークギアはパラメーターが高いうえに、1ターンに2回動する、あらゆる射程の攻撃に対して反撃を仕掛けてくる、範囲が3マス×7マスに及ぶ高威力の必殺技を使うといった危険な特徴を持つ。
さらに、セルフセンサーアップで自身のTEC、SCH、ECMを上昇させるのも地味にやっかいだ。味方の攻撃が当たりにくくなるので、バフやデバフ、状態異常を駆使したうえで、攻撃が必ず命中するシノビの“忍法暁”やバックスの“シャープシュート”などを使うのが有効だ。
戦闘に負けても入手した経験値などはムダにならない
戦闘で敗北すると、再挑戦、ロード、撤退のいずれかを選択できる。すぐに勝てそうなら再挑戦やロードを選ぶといいが、やり直すなら撤退を選ぼう。撤退しても、戦闘で得た経験値や資金、アイテムは引き継がれる。バトルメニューから撤退を選んでも引き継がれるが、戦闘が2戦に分かれているステージでの使用は慎重に。2戦目で撤退しても、1戦目から再開することになるので覚えておこう。
お手軽レベルアップ術!
自身や同じレベルの味方にスキルを使うと30、レベルの高い味方に使うと最大60の経験値を入手できる。キャラクターは経験値が100溜まるとレベルアップするので、自身や味方にスキルを使い続ければすぐにレベルが上がるのだ。
STEP1 敵を1機だけ残す
安全にレベル上げを行えるよう、敵を1機だけ残して撃破しよう。残す敵は、射程の長いスナイプやスカウトがオススメ。敵の周囲を味方で取り囲んだ後でほかの味方を敵の射程外に避難させれば、敵に攻撃されないうえ、反撃で撃破してしまいステージクリアーになるのを防げる。
STEP2 レベルの高い味方にスキルを使う
準備ができたら、自身やレベルの高い味方にスキルを使い続けるだけでいい。レベル差があれば最速で2ターンに1回、自分にスキルを使う場合でも3、4ターンに1回のペースでレベルが上がっていく。SPの低い味方は片手剣を装備しておくと、スキルを使いやすくなる。
フ系のスキルも経験値稼ぎにピッタリだ。