有名アニソンをYouTube動画でチェック!

 いまやスマホひとつで、簡単に新旧さまざまなアニソンが聴ける時代。そんな数ある楽曲の中から1曲ピックアップし、そのアニソンにまつわるちょっとした情報をお伝えします。

 今回注目したのは、森口博子さんが歌う『水の星へ愛をこめて』。1985年3月~1986年2月にわたって放送されていた、国民的アニメ『機動戦士Zガンダム』の後期オープニングテーマです。

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361曲あるガンダムソングのうち、『水の星へ愛をこめて』は第何位?

 森口博子さんといえばこれまで発売されたシングルは30枚を超え、アルバムも20枚以上をリリース。現在は女優業、タレント業も行う彼女の歌手デビューを華々しく飾ったのが、今回ご紹介する『水の星へ愛をこめて』でした。

水の星へ愛をこめて

 本曲は、森口さんの透明感ある歌声と物悲しいメロディーが特徴的な1曲。その歌詞には“蒼く眠る水の星にそっと 口づけして生命の火を灯すひとよ”、“時間(とき)という金色のさざ波は 宇宙(おおぞら)の唇に生まれた吐息ね”などと美しい言葉が連なっており、勇ましい歌詞や曲調の印象が強いロボットアニメの主題歌とは一線を画しています。

うたまっぷ『水の星へ愛をこめて』

 また2018年5月にBSプレミアムで生放送された『全ガンダム大投票 40th』では、361曲のガンダムソングの中から『水の星へ愛をこめて』が第1位に輝きました。本曲は、それだけ多くの人の心に残っている、まさにベスト・オブ・ガンダムソングなのです。

 現在YouTubeでは、新たなアレンジでセルフカバーレコーディングされた『水の星へ愛をこめて』のミュージックビデオを配信中。

 本曲は2019年の『第61回 輝く! 日本レコード大賞』で企画賞に選ばれたカバーアルバム『GUNDAM SONG COVERS』(ガンダム ソング カバーズ)に収録されている1曲で、ヴァイオリニスト・寺井尚子さんの演奏にのせて伸びやかに歌う森口さんの歌声が楽しめます。

森口博子 with 寺井尚子「水の星へ愛をこめて」(森口博子「GUNDAM SONG COVERS」収録)

 当時より劣るどころか、むしろクオリティーが上がっているとさえ感じる彼女の歌唱力は必聴。まさに“ガンダムの女神”、ここにアリです!

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