一撃で勝負がつく“殺界”システムも話題

 1998年(平成10年)5月14日は、プレイステーション向けに『ギルティギア』が発売された日。本日で25周年の節目を迎えました。

初代『ギルティギア』25周年。スタイリッシュなキャラとハイテンポなBGM、スピード感あふれるれるシステムで注目された一作【今日は何の日?】

 『ギルティギア』は、いまなお続く人気2D対戦格闘ゲームのシリーズの1作目。アーケードの移植ではなく、プレイステーションオリジナルの作品として登場しました。

 制作スタッフが入社したての新人ばかりだったためゲームのバランスが甘かったり、予算不足ゆえにキャラクターのボイスをスタッフ自身が担当していたりと、荒削りな部分も目立つ一方、爽快感を追求したシステムや個性的なキャラクターなどはとても魅力的。熱狂的なファンを生み出しました。筆者もそんなひとり。発売前こそノーマークでしたが、『電撃プレイステーションD7』に付いてきた体験版CDで本作をプレイして惚れ込み、製品版を発売日に購入しました。

 ちなみに、「スタッフが声をあてている」と言うと、残念なものを想像されてしまうかもしれませんが、実際には本職の声優陣に混じって健闘しており、ゲームをプレイしていても気にならないレベルでした。

初代『ギルティギア』25周年。スタイリッシュなキャラとハイテンポなBGM、スピード感あふれるれるシステムで注目された一作【今日は何の日?】

 世界観の構築とキャラクターデザイン、BGMまでをすべて手掛けているのは、作品の生みの親である石渡太輔さん。ファミコンやスーパーファミコンの容量が少ない時代ならともかく、プレイステーションのゲームでもこんな作りかたができるとは思いませんでした。主人公ソルのボイスまで石渡さんだと知ったときは、もはや驚きを通り越して笑ってしまいました。

 システムはチェーンコンボや二段ジャンプ、空中キャンセルなどが搭載され、爽快感抜群。さらに一撃で勝負がつく“殺界”システムもあり、独特の緊迫感を生んでいました。一撃必殺技は防御側が回避できるものの、決まれば即座に勝敗が決します。CPU戦の難度が高いため、アクションが苦手な筆者は正攻法ではクリアーが難しく、「なんとか決まってくれ!」と思いながら一撃必殺技を連発していたのはいい思い出です。

初代『ギルティギア』25周年。スタイリッシュなキャラとハイテンポなBGM、スピード感あふれるれるシステムで注目された一作【今日は何の日?】

 キャラクターは、以下の10名。

  • 元聖騎士団で神器“封炎剣”を持ち出して逃走したソル=バッドガイ
  • 聖騎士団のリーダーで封雷剣を使うカイ=キスク
  • 空賊“ジェリーフィッシュ快賊団”の一員であるメイ
  • 元アサシンのミリア=レイジ
  • アサシン組織の首領であるザトー=ONE
  • 武装国家の奴隷兵士であるポチョムキン
  • 日本人の師匠から忍術を習得したチップ=ザナフ
  • 殺人鬼のDr.ボルドヘッド
  • 20世紀からタイムスリップしてきたアクセル=ロウ
  • 元聖騎士団団長で斬竜刀を使うクリフ=アンダーソン

 さらに、中ボスとしてクリフの息子でギアに改造されたテスタメント、ボスとして完成型ギアのジャスティス、隠しボスとして女剣士の梅喧が登場しました。

 筆者は素早いチップが好きで使っていたのですが、後に同じようなスピードタイプで飛び道具が強いミリアに切り替えました。生足がセクシーだったのもミリアにキャラ変えした理由です(笑)。

初代『ギルティギア』25周年。スタイリッシュなキャラとハイテンポなBGM、スピード感あふれるれるシステムで注目された一作【今日は何の日?】

 初代『ギルティギア』はプレイステーション4、Nintendo Switch、Steamでダウンロード版が販売されており、現行機でプレイ可能。大味な部分はあるものの、キレッキレな演出やBGMは色あせない魅力があります。ぜひこの機会に触れてみて欲しいです。

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これまでの今日は何の日?

※画面はアーカイブ版のものです。

[2023年5月14日2時39分修正]
一部記載内容に誤りがあったため、該当の文章を修正いたしました。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。