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<クエスト紹介>よくある“自分だけの物語”どころじゃない
公開日時:2020-10-08 18:00:00
本作のプロローグをプレイすることで、ゲームプレイやストーリー、キャラクターへの導入だけでなく、ゲーム全体の雰囲気をつかめるだろう。プロローグでもハイライトとなるクエストのひとつが“回収”というクエストだ。
クエスト“回収”†
ナイトシティのサイバーパンク界隈で、メジャー入りを果たしたいジャッキーとV。ふたりは伝説的なフィクサーであるデクスター・デショーン、通称“デクス”にコンタクトする。彼から依頼される強奪計画を成功させれば、ふたりもまた伝説的な傭兵となれるのだ。
だが、計画の実行にはいくつかの下準備が必要で、そのうちのひとつが蜘蛛型ボットの奪取である。そのミリテク製の軍用ボットは、同社のコンボイからメイルストロームによって盗まれていた。デクスはボットを購入するためにすでにメイルストロームに代金を支払っているが、その後にメイルストロームのリーダーが代替わりしたため、取引が反故にされる可能性が高い。
よくある“自分だけの物語”どころじゃない†
過去のトレーラーなどでおなじみ、デクスにいよいよご対面。ギャングのメイルストロームからブツを奪いにいくのだが、その前に、ブツを奪われたミリテクのエージェントに会うという(任意の)サイドクエストが発生。電話でアポを取るも、ちょいめんどうになり、放置して先にメイルストロームのアジトに向かった(エージェントからブチギレメールが来た)。これが、あとでとんでもない事態に……。
向かった工場内で、メイルストロームのリーダー、ロイスとの交渉が始まった。デクスから代金が渡っているはずだが、リーダーを替わったばかりで、そんなの知らんとのこと。ははーん、こいつクズだな。やっちまうか、と思ったらキルするか無力化するかの選択肢が出現。ウッ……と躊躇したらタイム切れで、ロイスにいきなり撃たれて死亡。
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後からわかったが、事前にエージェントに会っていると、別の選択肢が選べた模様。金で解決したり、穏便な解決方法もあるようだ。けっきょくリスタートして、今度は躊躇せずキルすることに。そこからは、お決まりのドンパチだ。とりあえず部屋の手下たちを片付けて、工場からの脱出を図る。初期装備のハンドガンがはっきり言って弱いのだが、敵を倒すとけっこうな装備や回復薬をゲットできるので、その後の戦闘はそれほど苦労することはなかった。
つねに一人称視点のゲームなので、ふだんFPSをプレイする人は問題なく戦闘をこなせると思う。僕はマウス+キーボード派なので、今回のコントローラーでの戦闘にはエイムやリコイルの調整などに少し慣れが必要だった。FPSを遊んだことがない人には若干難度が高いかもしれないが、オートエイム可能な武器もあるし武器のグレードアップや改造などである程度カバーできるだろう。ガチなFPSほどシビアではなく、ヘッドショットを一発くらうだけで死んだりはしない(敵も同じなので、やや固くは感じる)。
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……と、このように会話の選択ひとつや、サイドクエストを行うかどうかによって結果がまるで変わる。その結果によって、その後の展開もさらに変化していくので、プレイヤーの数だけ物語があると言っても過言ではないだろう。この“回収”のクエストひとつを取っても、開発者が言うところの“ストーリーの非リニア性とゲームプレイの非リニア性との融合”が楽しめる。
ロイスとのやりとりで、ほかの展開としてはおもに下記があった模様。
・エージェントから受け取ったウイルス入りのチップをロイスに渡す
・ロイスにウイルスについて警告する
・自分の金でボットを購入する
まあ僕はエージェントに会わなかったので、どの選択もできなかったわけだが。ええんや、あんなクズは即射殺や、というスタンスのロールプレイで行こうと思う。とはいえ、ほかの結果も気になるよなあ。エージェントやロイスからもっと情報が得られたりしたかも……。
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