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歴史の舞台裏で暗殺を遂行してきた“アサシン教団”とは、何か
公開日時:2015-10-30 15:00:00
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“暗殺”という行為でその手を血に穢す、彼らの信条とは†
タイトルロゴの背後にある、三角形の象徴。これは主人公が所属するアサシン教団のシンボルマークをあしらったものです。
アサシン(暗殺者)の末裔となり、各時代の舞台裏を駆け抜ける『アサシン クリード』シリーズでは、歴史の裏側で暗躍する“アサシン教団”と“テンプル騎士団”の戦いを軸に物語を描いてきました。
このアサシン教団は、世界各地に潜入しているアサシンたちを束ね、暗殺指令を与える組織。その存在は公にはされておらず、歴史のターニングポイントに関わるような、重要な偉人の死なども、実は裏でアサシンが手を下してきたものも数多いのです。
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暗殺という行為は、決して人道的ではないもの。むしろ、最も罪深い行い行為です。しかし、その暗殺を手段として選択して行動するのがアサシン教団。その根本思想には、世界に“自由”をもたらす、という信条がありました。
爪を隠し、大衆に溶け込む†
アサシン教団の行動原理は、“自由意志”という概念が人を成長させ、ひいては世界平和につながるものと信じて活動してきました。ひとりを暗殺することで、何千人もの命を救うことができる……との考えのもと、アサシンとなる同志を集い、政治的かつ戦略的に、その地域に自由をもたらすべく任務を遂行する。
しかし、やはりその手を血で穢すという行為は、周囲の理解を得ることは難しいものでした。苦しむ民を守るべく活動するはずが、その姿は……一般大衆からは畏怖されることとなります。
そうした背景で、アサシン教団は、暗殺という力の濫用を控えながら、群衆の中に溶け込むすべを会得していったのでした。
(こうした思想は、そのまま『アサシン クリード』シリーズの特徴のひとつである、群衆にまぎれて敵から姿をくらます“ソーシャルステルス”のシステムへとリンクしています)
そんなアサシン教団は、12世紀、キリスト教国家の連合が組織した十字軍の“テンプル騎士団”に対抗するために組織されたことから誕生しました。
本作の世界観では、このテンプル騎士団は隠された野望を抱いていたとされます。それは、人類史が始まる前に存在していた、超文明“エデンのかけら”と呼ばれる遺産を入手し、世界に完璧な秩序を構築すること。
“自由”を重んじるアサシン教団は、この秩序の構築を阻止すべく、彼らと歴史の裏側で対立していくことになります。時代によって姿と形を変えながら、人々に自由をもたらすべく、活動し続ける集団……それが、アサシン教団なのです。
ロンドンの解放に、独断で挑むフライ姉妹†
ここからは余談ですが、産業革命時代のロンドンが舞台となる『アサシン クリード シンジケート』でも、貧富の差に慨嘆する下層階級の民を救うため、双子のアサシン、ジェイコブ・フライと姉のエヴィー・フライが、街の支配者層に抗する姿が描かれることになります。
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しかし……最新作では、アサシン教団からの正式な任務ではなく、ふたりは独断でロンドンの街の解放に挑むようなのです。
というのも、1868年、産業革命で名実ともに世界の中心となったロンドンは、テンプル騎士団が100年の歳月をかけて、完璧なまでの秩序と支配のためのシステムを構築していました。そのため、アサシン教団の意思決定機構である“評議会”も、手を出せずにいたのでした。
ですが、なんと本作の主人公のふたりは、その若さゆえなのか、はたまたロンドンという、希望と絶望が意味混じりながら進化し続ける都市に導かれたのか。
ロンドンに潜入し、現地のアサシン“ヘンリー・グリーン”(上の画面、中央の白い服のアサシン)やさまざまな協力者や偉人達と交流しながら、奇しくも街に自由をもたらすべく行動することとなるのです。それこそは、彼らが本物の“アサシン”だからにほかなりません。
教団の教えからもはみ出した、新時代を感じさせる、シリーズ屈指の破天荒なふたり。“ロック”サウンドの聖地、ロンドンに生きたアサシンとして、教団の信条である“自由”にふさわしい生き様を見せてくれることでしょう。
それではまた次回、" Join The Family ! "
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