- 『アサシン クリード シンジケート』特設サイト “Inside Syndicate 1868”>
- 読み物>
- ダンディかつダーティな紳士の凶器、仕込み杖 その1
ダンディかつダーティな紳士の凶器、仕込み杖 その1
公開日時:2015-10-27 15:00:00
杖の中に隠されたサーベルが光る†
![]() |
暗殺者“アサシン”の末裔となり、さまざまな時代を体験する『アサシン クリード』シリーズ。本作では、英国紳士が闊歩した1868年、ヴィクトリア朝時代のロンドンが舞台。あなたの分身となる、本作の主人公“ジェイコブ・フライ”と、姉の“エヴィー・フライ”は、この時代ならではの武器を手に、ダーティに……いや、ダンディに(?)、暗殺アクションをくり広げることになります。
今回ご紹介するのは、そんな英国紳士の代名詞ともいうべき“仕込み杖(ケインソード)”です。
一見すると凶器とは思えないような杖ですが、ワンタッチで柄の部分が外れて、白銀に輝く刀身が現れます。また、柄の部分にも鎌のような形状の短刀が仕込まれているという二段構えの構造になっており、剣と柄、それぞれが武器になるのです。
![]() |
![]() |
仕込み杖はファンタジー?†
急な乱闘に巻き込まれたときの備えとして、仕込み杖を携帯するのは紳士の嗜み。……と思いがちですが、じつのところ、当時のロンドンではそんなに仕込み杖を持ち歩いていた人はいなかった、という説もあります。
実際のところ、一部の貴族が他人に見せるために作らせて持ち歩いていた、というのが、どうやら真実のようです。
ちなみに、本記事を担当している編集者の藤川Qは、無類の仕込み杖好き(そんな好きがあるのかどうかは、さておき)。ロンドン取材の際、どうしてもモノホンの仕込み杖を一目見たいと、それはもう街中を探し回りました。
でも、ぜんぜんない。そりゃあ、そうです。2015年ですから……。というか、銃刀法違反ですから(ロンドンではどうなのかは知りませんが、たぶん)。
しかし、探してみるものですね。とある貴族のコレクションを展示する施設を覗いたところ、武器の展示ルームに……1本だけ、飾ってあったのです!
その仕込み杖がこちら。
![]() |
![]() |
興奮のあまり、ブレブレになってしまった写真でたいへん恐縮ですが、柄には男性なのか、はたまた何かの神なのか。凝った意匠が施されています。
また、刀身の根元には、銃まで仕込まれている様子? とにかく、ギミック満載の素敵なステッキです。
よくよく見てみると、やはり……実用性というより、貴族趣味的なアイテムだったのかもしれません。
様式美に浸ろう†
ヴィクトリア朝の様式美が詰まった武器、仕込み杖。実際には希少な装備だったのかもしれませんが、『アサシン クリード シンジケート』で体験する1868年のロンドンには、多数の仕込み杖が登場。心行くまで、装備を楽しむことができます。わたしと同じのような仕込み杖マニアの方にとっては、まさに垂涎の舞台。
……というわけで、ここで少しだけ、ゲーム中に登場する仕込み杖をご紹介。
![]() |
![]() |
嗚呼! なんて美しいのでしょうか、仕込み杖とは!
ちなみに、海外ではこのアサシンの仕込み杖のレプリカが発売されていたようです。ゲームの発売に先駆けてロンドンにて開催された、ユービーアイソフトのカンファレンスの会場に、実物が展示してありました。
![]() |
取材中に、それこそアサシンのように気配を消したステルスでこっそりと近づいて、いじくり倒していたのですが……どうやっても刀身の部分を引き抜けなかった。
思いっきり力を込めてみたりもしたのですが、まるで抜けない。ひとりで杖を手に奮闘していたところ、本作の開発を担当したユービーアイソフト ケベック・スタジオのジェフプロデューサーさんがやってきて、笑顔でソード部分の引き抜き方を教えてくださいました。
……と、どうでもいい話で失礼。
とにかく発売日には、ぜひあなたのこだわりの仕込み杖を手に、街で華麗なる暗殺を披露してください。英国紳士としてダーティに……いや、ダンディに。
それではまた次回、" Join The Family ! "
- 『アサシン クリード シンジケート』特設サイト “Inside Syndicate 1868”>
- 読み物>
- ダンディかつダーティな紳士の凶器、仕込み杖 その1
この記事の個別URL
『アサシン クリード シンジケート』特設サイト “Inside Syndicate 1868”
- 読み物
- ヴィクトリア朝の人物たち
- ロンドン取材
- システム
- スペシャル・コンテンツ
- ユービーアイソフト ケベックスタジオ開発スタッフへのインタビュー・ポータル
- シンジケートからのXmasプレゼント ヴィクトリア朝を愛する漫画家・森薫の、描き下ろし解説!
- 『アサシン クリード シンジケート』特設サイト更新! 偉人を描く理由とは? 続“ヒストリアン”インタビュー
- シリーズの歴史表現の要、特別スタッフ“ヒストリアン”が、その作業工程を明かす!
- ワールド・ディレクター、デュモン氏が語る “19世紀のロンドンを構築する”ということ
- アサ新聞マンガ 【帽子の要請】
- ロンドン・カンファレンスwebプレビュー Vol.4 オーディオディレクターが語る、本作の音の意味
- ロンドン・カンファレンスwebプレビュー Vol.3 続・ヴィクトリア朝専門家が明かした歴史考証方法
- 【発売記念】ファミ通チャンネルで 朝まで『アサシン クリード シンジケート』をプレイ! 朝までアサシン!
- 発売記念 ロンドン・カンファレンスwebプレビュー Vol.2 ヴィクトリア朝専門家が世界観を解説!
- 発売前夜特別企画 プレミアム・ロンドン・カンファレンスwebプレビュー Vol.1
- 開発の“ボス”シニアプロデューサー、ぺラン氏が語る“『シンジケート』で目指す遊び”の根幹
- 倫敦の車窓から 今日はランべス地区の景色をお届けします
- 倫敦の車窓から 今日はホワイトチャペル地区の景色をお届けします
- 舞台となるロンドン各地区を体感するスペシャルムービー “ロンドン・ツアー・ガイド”編
※本ソフトはCEROにより“18歳以上のみ対象”の指定を受けておりますが、掲載にあたっては、週刊ファミ通の掲載基準に従い考慮しております。