ディスコードは無料で手軽に使用できる利便性の高さが特徴で、現在月間2億人以上のユーザーが利用しているコミュ二ケーションサービス。最近ではゲームメーカーがユーザーからの要望を集めたり、ユーザー同士が情報を交換する場を提供する目的で公式のディスコードサーバーを立ち上げるといった利用もされている。
また、ユーザー同士のディスコードを通じた体験を豊かにするため、アクティビティというサービスを提供。アクティビティでは、会話をしながらミニゲームやYouTubeを同時視聴できるアプリなどが配信されており、ワンクリックで手軽にこれらの機能を友だち同士で共有できるのが魅力だ。
@ developers we got some cool news for ya
— Discord (@discord) September 26, 2024
Activities are opening for all developers, so you too can build, launch, and monetize your own games and experiences directly on Discord. pic.twitter.com/pzKAnR6sHu
ディスコード公式ブログによると、今回新たに埋め込みアプリSDK(ソフトウェア開発キット)を公開することで、アクティビティ用のアプリ開発がだれでもできるようになるとのこと。
ディスコードのプロダクト担当バイスプレジデントであるベン・シャンケン氏は「今年の初めに埋め込みアプリSDKのデベロッパー向けプレビューを公開した際、数万人のデベロッパーがあっという間に自分たちのアイデアを実現し始めるさまを目の当たりにしました。この高まる関心がソーシャルゲームの限界を押し広げ、より多くの開発者にとっての成長と革新を加速させると信じています。」と述べている。また、ユーザーがよりアクティビティのアプリなどを発見、利用しやすくなるようなアップデートも実施されている。
ツールの公開に伴い、アメリカと欧州地域では、ディスコードの決済システムを活用して開発したアプリの販売やサブスクリプションを提供でき、収益化させることが可能になっている。
日本など対応していていない地域の開発者も収益化自体は可能だが、ディスコードアプリ内から直接購入してもらえる機能は未実装のため、外部の形式に誘導をする形をとる必要があるとのこと。この辺りは今後の対応に期待したいところだ。