エニグママシン&アルティリティエクスペリエンス(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
どちらのタイトルも不気味な雰囲気の脱出アドベンチャーなので、この手の作品が好きなら満足の組み合わせ。何よりようやく日本語をサポートしてくれたのがありがたいですね。とくに『エニグママシン』は1990年代風な画作りとAIという題材が相まって、抜群の不気味さで気に入っています。ただ、演出上しかたがないこととはいえ、テキスト表示が小さすぎてテレビ画面でも読みにくいのは辛かったな。
週刊ファミ通1834号より
『エニグママシン』は、がっちり構築された世界観が魅力。演出のエフェクトによって文字や画面が見づらいのが気になるけど、不安を煽るムードの中、AIと会話しながらシミュレーターの3D空間を探索するのは、興味をそそられる体験。『アルティリティエクスペリエンス』は、侵入者が現れたときの時間の猶予があまりないのがきびしい。両タイトルとも小ぶりなボリュームのため、価格は割高に感じます。
週刊ファミ通1834号より
昔のPC画面や、3Dゲームを再現した『エニグママシン』は、あえてだとはわかるけれども揺れやノイズが非常に辛い。任意でオンオフできればよかったな。『アルティリティエクスペリエンス』は、家の窓を閉めながら敵の侵入を防ぐのがユニークですね。謎解き自体はやさしめ。両作品とも短い時間でクリアーでき、リプレイ性も薄いので、2本分の価格としてもちょっと割高に思えてしまうかな。
週刊ファミ通1834号より
オールドPC風の演出にこだわりを感じる『エニグマ』。見せかたはいいが半角カタカナによるメッセージや直感的ではない謎解きなど、遊びにくさが目立つ。『アルティリティ』は部屋を歩き回って鍵やアイテムを探すオーソドックスなスタイル。物語設定は魅力的だが、プレイはしらみつぶしになりがち。ボリュームもそんなに多くない。両作とも、不親切さも含めて当時っぽいゲームの雰囲気を楽しめるなら。
週刊ファミ通1834号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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