ロゴジャック広告

ASUS新型ポータブルPC“ROG Ally X”レビュー。バッテリーが2倍でメモリは24GB、静かで熱くないからステキ

byつくね伯爵

更新
ASUS新型ポータブルPC“ROG Ally X”レビュー。バッテリーが2倍でメモリは24GB、静かで熱くないからステキ
 2024年7月24日発売予定のASUSの新型ポータブルゲーミングPC“ROG Ally X”。前モデルからバッテリーやパフォーマンス、使い勝手が向上した注目のモデルとなっている。直販価格は13万9800円[税込]。

広告

 本稿では一足早くサンプル機をお借りして試遊してみたのでそのインプレッションをお届けする。

スペック大幅アップ、静かで熱くなりにくい!

[IMAGE]

 まずはROG Ally Xのアップデートポイントを簡単に紹介しよう。
ストレージは1TB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2)のSSDを採用。50GBを越えのゲームでも何本もダウンロード可能だ。

 CPUに関しては前モデルのROG Allyと同じAMDのRyzen Z1 Extremeを採用。
メモリは‎16GBから24GBにアップデートされている。

 バッテリーはROG Allyの
2倍となる80Whと大容量。オープンワールドRPG『サイバーパンク2077』をパフォーマンスモードで1時間プレイしたところ、バッテリー残量は100%から70%となっていた。これくらいの消費ならば、電源などのない環境でもバッテリー駆動である程度まとまった時間プレイができるだろう。

 筆者がプレイして
驚いたのは静音性と冷却性。これまでさまざまなポータブルゲーミングPCを触ってきたが、遊ぶタイトルによっては熱くてファンがうるさくなってしまうシーンが多かった。これをどうにかするために“充電しながらプレイしない”、“PCに負担をかけるような設定にしない”など、いろいろと気を使わなくてはならなかった。

[IMAGE]

 そういった過去モデルと比較すると、
ROG Ally Xは静かで熱くないのだ。ヒートパイプとマザーボードとディスプレイパネルの間に送風することができるデュアルファンを搭載したこと、さらに上部に新しく3番目の通気孔を搭載したことでプレイヤーにとって快適な冷却性と静音性を実現しているのだ。

 ゲームプレイのパフォーマンスが変化するオペレーティングモードは“Turbo(25W)”、“パフォーマンス(17W)”、“サイレント(13W)”が用意されている。さまざまなゲームを、モードを切り替えたり、充電中やバッテリー駆動で切り替えたりしてプレイしてみたところ、静かで熱くなりにくかった。

[IMAGE]

 インターフェースはUSB4 (Type-C/Power Delivery対応)、USB3.2 (Type-C/Gen2/Power Delivery対応) と2口のUSBポートを備えている。これにより、給電しながら有線でマウスやキーボードに接続できる。また、電源ボタンには指紋認証機能も搭載されている。

[IMAGE]
十字キーは格闘系ゲームやレトロゲームなどで8方向入力がしやすいようなデザインに変更されている。

Steam Deck OLEDと持ち比べてみました

[IMAGE]
上がSteam Deck OLED、下がROG Ally X。
 ポータブルゲーミングPC購入の際に検討比較の対象になるであろうSteam Deck OLEDと並べてみた。ポータブル機として手に持って遊んでみたインプレッションとしては、ROG Ally Xは大容量バッテリーのためか分厚くずっしり感がある。ソファやベットでごろ寝しながら肘をついた状態ならいいが、椅子に座って両手でホールドした状態では「何時間でも遊べるぜ!」とは言いづらい。

[IMAGE]
重ねてみました。上がSteam Deck OLED、下がROG Ally X。

 比較するとSteam Deck OLEDは幅広だが、薄くて軽く感じてしまう。重さの感じ方には個人差があるので家電量販店などで持ち比べてみるといいだろう。ただ、スペック上のパフォーマンスやさまざまなゲームプラットフォームでのプレイしやすさではROG Ally Xに利があるだろう。

ROG Ally Xのサイズ
  • 幅280.6mm×奥行き111.3mm×高さ24.7~36.9mm
  • 約678g

Steam Deck OLEDのサイズ
  • 幅298mm×奥行き117mm×高さ49mm
  • 約640g

ROG Ally X詳細スペック
[IMAGE]
この記事を共有

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

集計期間: 2025年04月26日07時〜2025年04月26日08時