本稿では一足早くサンプル機をお借りして試遊してみたのでそのインプレッションをお届けする。
スペック大幅アップ、静かで熱くなりにくい!
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まずはROG Ally Xのアップデートポイントを簡単に紹介しよう。ストレージは1TB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2)のSSDを採用。50GBを越えのゲームでも何本もダウンロード可能だ。
CPUに関しては前モデルのROG Allyと同じAMDのRyzen Z1 Extremeを採用。メモリは16GBから24GBにアップデートされている。
バッテリーはROG Allyの2倍となる80Whと大容量。オープンワールドRPG『サイバーパンク2077』をパフォーマンスモードで1時間プレイしたところ、バッテリー残量は100%から70%となっていた。これくらいの消費ならば、電源などのない環境でもバッテリー駆動である程度まとまった時間プレイができるだろう。
筆者がプレイして驚いたのは静音性と冷却性。これまでさまざまなポータブルゲーミングPCを触ってきたが、遊ぶタイトルによっては熱くてファンがうるさくなってしまうシーンが多かった。これをどうにかするために“充電しながらプレイしない”、“PCに負担をかけるような設定にしない”など、いろいろと気を使わなくてはならなかった。
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そういった過去モデルと比較すると、ROG Ally Xは静かで熱くないのだ。ヒートパイプとマザーボードとディスプレイパネルの間に送風することができるデュアルファンを搭載したこと、さらに上部に新しく3番目の通気孔を搭載したことでプレイヤーにとって快適な冷却性と静音性を実現しているのだ。
ゲームプレイのパフォーマンスが変化するオペレーティングモードは“Turbo(25W)”、“パフォーマンス(17W)”、“サイレント(13W)”が用意されている。さまざまなゲームを、モードを切り替えたり、充電中やバッテリー駆動で切り替えたりしてプレイしてみたところ、静かで熱くなりにくかった。
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インターフェースはUSB4 (Type-C/Power Delivery対応)、USB3.2 (Type-C/Gen2/Power Delivery対応) と2口のUSBポートを備えている。これにより、給電しながら有線でマウスやキーボードに接続できる。また、電源ボタンには指紋認証機能も搭載されている。
Steam Deck OLEDと持ち比べてみました
比較するとSteam Deck OLEDは幅広だが、薄くて軽く感じてしまう。重さの感じ方には個人差があるので家電量販店などで持ち比べてみるといいだろう。ただ、スペック上のパフォーマンスやさまざまなゲームプラットフォームでのプレイしやすさではROG Ally Xに利があるだろう。
ROG Ally Xのサイズ
- 幅280.6mm×奥行き111.3mm×高さ24.7~36.9mm
- 約678g
Steam Deck OLEDのサイズ
- 幅298mm×奥行き117mm×高さ49mm
- 約640g
ROG Ally X詳細スペック
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