【任天堂決算】ハード、ソフトの販売数は前年比40%強ダウン。モバイル・IP関連収入も下がり気味で映画『マリオ』『ゼルダ ティアキン』ヒットの反動による影響。『ペーパーマリオRPG』など新作は好調

【任天堂決算】ハード、ソフトの販売数は前年比40%強ダウン。モバイル・IP関連収入も下がり気味で映画『マリオ』『ゼルダ ティアキン』ヒットの反動による影響。『ペーパーマリオRPG』など新作は好調
 2024年8月2日、任天堂は“2025年3月期 第1四半期 決算説明資料(ノート付)”を公式サイトにて公開した。
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 連結業績(実績)では、売上高が46.5%減の2466億円、営業利益は70.6%減の545億円、経常利益は55.3%減の1134億円。前年同期と比べて低調な結果となった。
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 連結売上高に関しては、ゲーム専用機ビジネスが46.4%減の2290億円。また、モバイル・IP関連収入は53.8%減の147億円、そのほかのビジネスは42.8%増の28億円となっている。
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 売上総利益は、45.8%減の1524億円を記録。売上総利益率は0.9ポイント増の61.8%となった。
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 大幅減少の理由は、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の大ヒットを受けて水準が非常に高くなってしまったため。『ペーパーマリオRPG』が176万本、『ルイージマンション2 HD』が119万本、『プリンセスピーチ Showtime!』が130万本以上を達成するなど新作タイトルは好調なようだ。
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 また、Nintendo Switchについて、全世界累計セルスルーは1億4000万台、年間プレイユーザーは1億2800万を上回る結果に。今年3月で8年目に入ったNintendo Switchも堅調な数字をあげている。
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 さらに、任天堂IPに触れる⼈⼝の拡⼤の取り組みについて、ニューヨークに続く⽶国2店舗⽬となるオフィシャルストア“Nintendo SAN FRANCISCO(サンフランシスコ)”が発表。2025年にサンフランシスコ・ユニオンスクエアにてオープンされる。
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 京都・ニンテンドーミュージアムの今秋オープン、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』続編の2026年4月公開、制作中の実写映画『ゼルダの伝説』、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内“スーパー・ニンテンドー・ワールド”の新エリア“ドンキーコング・カントリー”の2024年後半オープンなど、ゲームはもちろんさまざまなコンテンツが控える任天堂の今後の動きにも注目したい。

 なお、ほか詳細は公開中の
“2025年3月期 第1四半期 決算説明資料(ノート付)”をチェックしてほしい。
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