
美しいビジュアルと演出に引き込まれる!
『flOw』や『Flowery』(フラアリー)を手がけたThatgamecompanyの第3作となる『風ノ旅ビト』(原題:『JOURNEY』)。発売前はコアなゲーマーから密かに注目されるぐらいでしたが、『ICO』や『ワンダと巨像』を手掛けた上田文人さんが旧Twitterで絶賛したことをきっかけに一気に知名度を上げました。
Journeyをプレイして感じたこと。
— 上田文人 (@fumito_ueda) March 17, 2012
”暇潰し”のコストパフォーマンスではなく、”感動”のコストパフォーマンスの高い希有なゲーム。
こういうゲームこそ、多くの人にプレイしてもらいたい。
美しいビジュアルと演出、そしてグラミー賞にもノミネートされたすばらしい音楽で彩られた世界。とくに終盤の演出は圧倒的で、あまりの壮大さに心を奪われます。
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光るシンボルを取るとスカーフが伸びていき、すべてのシンボルを集めることで白いマントに着替えることが可能に。白いマントは飛ぶ力が自動で回復するので、手軽に飛行することができました。
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本体をオンラインにつないでいると、ほかのプレイヤーに遭遇することも。文字や音声によるコミュニケーションができないため光と音で意思の疎通を図るのですが、それがとてもエモいんです。言葉を交わせずとも行き先を提示し合ったり、謎の解きかたを教え合ったり……。相手が世界のどこにいるのか、何物なのかまったくわかりませんが、つながりというものを強く感じさせられます。
ほかにもいっしょに瞑想をすることで獲得できるトロフィーもありましたが、限られたアクションで意志を伝えるのはなかなかたいへん。それだけに隣りで瞑想してくれる人と出会えたときは感動しました。
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「謎の解きかたを教えてくれるNPCがいるんだな」と思ってぼんやり遊んでいたのですが、キャラクターがこちらの動きに反応したり、アクションに失敗するところを見て、「あ、実際にプレイヤーが動かしているんだ!」とびっくり。この感動は『風ノ旅ビト』だからこそ味わえたもの。当時、自分と同じ体験をした人は多いのではないでしょうか。記憶を消して、もう一度やりたい……!
そんな本作はもともとPS3で配信されていた作品ですが、現在はPS4とPC(Steam)、スマートフォン(iOS)でも配信されていますので、まだ遊んだことがない人はぜひプレイしてみてください。