2025年4月3日、任天堂はメディアや一部関係者向けに、新ハードとなるNintendo Switch 2(ニンテンドースイッチツー)の体験会“Nintendo Switch 2 Premiere”(ニンテンドースイッチ ツー プレミア)を開催。Switch2本体の展示に加えて、対応ソフトの試遊などが行われた。本記事では『ストリートファイター6 Years 1-2 ファイターズエディション』の試遊レビューをお届けする。
世界中で人気を博す格闘ゲーム『ストリートファイター6』のNintendo Switch 2版。体験会では、Joy-Con 2のジャイロ機能を用いて楽しむ新モードも楽しめた。まずは、会場で対戦の様子を見守っていたプロデューサーの松本侑平氏に話をうかがうことができたので、その模様をお届けしよう。
格ゲーに触れたことがない人でも楽しめる新モード
――本作はクロスプラットフォームに対応しているんですか?
松本
はい、クロスプラットフォームに対応していて、ほかの機種のプレイヤーとも対戦できます。
――アーケードコントローラーの操作にも対応しているのでしょうか?
松本
対応しているアーケードコントローラーであれば使えると思います。
――ネットワーク対戦のほか、本体を持ち寄って遊ぶこともできるようですが。
松本
ローカル通信を使った対戦にも対応しています。タイムラグもなく、かなり高品質なものに仕上がっていると思います。ちゃんと60fpsも出ますよ!
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――新モードの追加も発表されていましたが、具体的にどういった内容なのでしょうか?
松本
ジャイロ機能を使ったバトルが楽しめるモードですね。“カロリーコンテスト”という、Joy-Con 2を振りまくってよりカロリーを消費したほうが勝つというルールも用意しています。先ほど自分もプレイしたのですが、体がヒィヒィと悲鳴を上げています……(笑)。
――自分がファイターさながらに動いて戦うようなモードですね。この追加モードはどういった経緯で生まれたのでしょうか?
松本
そもそもSwitchがどういう機種で、どういう人が遊んでいるかというところを考えました。みんなで集まったり、親子で遊んだりしている人も多くて、そういった方々に向けて『スト6』自体を好きになってもらえるような要素を増やしたいと思ったんです。そこでちょっとパーティ要素のあるモードを追加して、より間口を広げたという感じですね。
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――後ろから対戦している様子を見ているだけでも楽しい雰囲気が伝わってきます。
松本
対戦している様子を見ていて楽しいゲームは、自分もやってみたくなるじゃないですか。さらにいえば、体力を減らすだけじゃなくて、いろいろな要素で勝負がつく。ゲームの画面だけ見ると普通に戦っているようにも見えますけど、直感的に操作できるというのがベースです。コマンドをまったく知らなくても遊べるモードになっています。
――格闘ゲームを触ったことがない人でも楽しめそうですね。
松本
ぜひそういった方々にも遊んでほしいです!
もはや自分がファイター。リアルの体力を使って戦うジャイロバトル
話をうかがった後に、実際に新モードを体験してみた。確かに松本氏が言うように、パーティゲームのような感覚で楽しむことができた。
操作としてはJoy-Con 2を傾けてキャラクターを移動させ、振って攻撃、そして回してスーパーアーツをくり出す仕組みだ。が、適当に振っているだけでもなんとなく格ゲーっぽい動きになって、対戦している感覚を味わえて、かなり気持ちがいい。
ボタンにはドライブインパクトやドライブパリィなどが割り振られているのもポイント。ガチャガチャとコントローラーを振るだけでもなかなか楽しいのだが、慣れてきたら相手との攻防の駆け引きを楽しんでいくといった具合だろう。
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操作感は直感的で、パーティゲームのような感覚で遊べるものの、格闘ゲームの魅力も味わえる作りになっているのは素直にすごいと感じた。このモードで格闘ゲームに触れて、慣れていったらモダン操作に挑戦、といったように、徐々に『スト6』の魅力を味わえそう。
また、ジャイロ機能を使った対戦モードは、通常の“ジャイロバトル”のほかに、とにかくコントローラーを振りまくる“カロリーコンテスト”も用意されている。こちらは体力の削り合いという概念はなく、より多くのカロリーを消費したほうが勝利となる。攻撃を当てれば相手のカロリーを削れるという仕組みで、とにかくJoy-Con 2を振りまくって戦うよりシンプルなルールとなっている。
どちらのルールも操作が“Joy-Con 2を振る”が基本で、めちゃくちゃシンプル。コントローラーを振っているだけで格ゲーっぽさも味わえて、とにかく楽しい。思わず熱中してプレイし、プレイ後には汗だくになってしまっていたほど。
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格闘ゲーム未経験者でも楽しめる新しい遊びを追加した本作は、クロスプラットフォーム対応で、ほか機種のプレイヤーとも対戦可能と、本格的な対戦も楽しめるのがポイント。世界大会やストリーマーイベントなどで盛り上がりを見せる同作を始めるきっかけにはもってこいの一作になりそうだ。