そんな『信長の野望 真戦』のリリース1ヵ月を記念し、国内の各ゲームメディアが合同で語り合う“『信長の野望 真戦』円卓会議”が実施された。全4回にわたる円卓会議の様子は、メディアそれぞれの公式YouTubeチャンネルで公開されているので、こちらもチェックしてほしい。

ファミ通TUBEでは、第4回の動画が公開されているので、本記事では各動画の内容とともに、『信長の野望 真戦』の総合評価と今後の期待についてお届けしていく。
- 伝統を感じさせつつも革新的な要素も備えた新作オンラインSLG
- 前作『三國志 真戦』から進化を遂げ、独自性が強化
- 合戦に明け暮れるだけでなく、戦国武将なりきり体験も楽しめる
- ゲーム内アシストがとにかく豊富! 初心者にこそ遊んでほしい力作
伝統を感じさせつつも革新的な要素も備えた新作オンラインSLG

歴史シミュレーションはこれまで永く多くの人に愛され続けてきた。それは私たちが実際には経験できない歴史の一幕を覗けるだけでなく、その一部となり、“もしも”を能動的に作り上げられる点にあるだろう。この“if体験”は、ゲームへの没入感が高ければ高いほど鮮明に“もしもの世界”を想像できるようになり、おもしろさが濃くなっていく。
そうした中、『信長の野望 真戦』では没入感をより強くするため、世界観構築に加えビジュアル面にも強いこだわりを持ってデザインしている。とくに『新生』から公式ライセンスを受けている点は大きく、これにより日本人がイメージする歴史像、偉人のイメージ像をしっかりと捉えたデザインでゲーム世界が形作られている。

コーエーテクモゲームスがこれまで積み上げてきた、リアリティを追求するための知見。その一部が本作にも加えられているということだ。武将たちのイラストはもちろん、各地の城が現実をもとにしっかりと作り込まれているので、歴史、もしくは歴史シミュレーションが好きな人ほど高い没入感が得られるだろう。

“評定”は所持武将をセットすることで一定時間経過後に資源が手に入る要素で、“国衆進上”は1日に数回、即座に資源を獲得できる要素となっている。
ベータテストをプレイした筆者は、これらの新システムは“真戦”シリーズにおける革新的な変化だと感じる。リアルタイムで資源が生産されるシミュレーションゲームでは、序盤で資源不足に陥りがち。しかしこれらの新システムはほどよく資源不足を解消してくれるのだ。過剰ではないためゲームのおもしろさを欠くことなく、“何もできずにただ時間を待つだけ”という状況を打開してくれている。

前作『三國志 真戦』から進化を遂げ、独自性が強化

本作が持つ独自性は多々あるが、なかでも際立っているのは“課金だけでは敵対プレイヤーに勝てない”という点だろう。運営型のシミュレーションゲームでは課金をすれば大幅な時短が行え、課金すればするほど優位にゲームを進めていけることが多い。しかし『信長の野望 真戦』では課金による資源の直接購入がほとんどできず、課金を間接的に資源獲得につなげようとしても制限がかかるようになっている。
そのため、勝ち続けるにはお金の力以上に、戦略やシステムへの理解度、周辺への根回しや部隊の編制理論など、さまざまな知識・経験が必要なのだ。どんなプレイヤーでも、やり込めば最上位プレイヤーに対抗できる可能性が残されている。
『三國志 真戦』からの変更点として注目したいのは、兵種適性に関連する箇所だ。

兵種適性は武将が持っていたひとつのパラメータで、適性が高い兵種の部隊に組み込めばその能力をより引き出せるようになるが、適性の低い部隊に編制してしまうと部隊そのものの能力が下がってしまうというものだ。これにより、どの部隊にどの武将を編制するかというパズル的な楽しみも用意されていたが、手持ちの武将が少ない序盤では編制の自由度は低くなってしまっていたのも事実。
しかし『信長の野望 真戦』では兵種適性一部を除いて撤廃されており、武将と兵種を必ずしも揃える必要がなくなっている。部隊編制の幅が大きく広がっているので、手持ち武将の数が少なくとも満足に楽しめるし、好きな武将たちを同じ部隊に組み込んで夢の編制を作れるようにもなっている。

これは『三國志 真戦』もプレイしていた筆者にとって衝撃的な変更点だ。部隊を効率よく運用していくためにも、高い兵種適性を持った武将を揃えるというのは、上位帯の必須前提条件ともなっていた。つまりここで課金の必要性が生み出されていたわけだ。しかし本作では、そこを切り捨てるような仕組みが採用されたことになる。『三國志 真戦』もそこまで課金が求められるゲームではなかったが、『信長の野望 真戦』ではそこからさらに課金の必要性が下がり、誰もが遊びやすくなっていると言っても過言ではないだろう。
合戦に明け暮れるだけでなく、戦国武将なりきり体験も楽しめる

こちらも前作にはない要素となるが、過去の記事でも紹介している通り、プレイヤーキャラクターをカスタムし、育成していく要素がある。新たに用意された、戦国時代の文化をモチーフとしたミニゲームを通じて育っていくシステムだ。

武芸、建築、茶道、鍛冶、算術、弁論といったミニゲームは、プレイヤーキャラクターのさまざまな能力を開花させ、それが内政や軍事にもプラスの影響を与えていく。ミニゲームと表現はしているものの、ゲームに深く関わる重要な要素なので、ここの紹介は外せない。
また、このシステムにより前作とはまた違ったプレイフィールも得られるようになったと感じる。それは城主なりきりプレイが捗るということ。前作はよくも悪くも、プレイヤーはプレイヤーでありゲームの世界観から一歩引いたスタンスでプレイできていた。しかし本作は内政や軍事指揮のかたわら、お茶を点てたり武芸を磨いたりと、武士、城主としての嗜みも楽しめるため、気分はまさに戦国の世に生きる一国一城の主。
公式サイトでジャンルが“SLG×RPG”と表されているのもわかる。JRPGのように主人公目線で物語を追い、バトルをこなすRPGとは異なるが、なりきりプレイ(ロールプレイ)が楽しめるという点では、まさしくこれもRPGと言えるだろう。



これは『三國志 真戦』にまったくなかった要素で、前作からプレイしているユーザーからしてみると非常に新鮮な要素だ。歴史シミュレーションファンだけでなく、戦国時代ファンも楽しめる内容になっている。
ゲーム内アシストがとにかく豊富! 初心者にこそ遊んでほしい力作

シミュレーションゲームというジャンルは、熱心なファンを多く抱えるジャンルだが、その一方で「難しそう」というイメージが強く、食わず嫌いをしているユーザーも多い。とくにオンラインシミュレーションゲームは他プレイヤーとの連携・協力・対峙という要素があるため、システムまわりの情報量が多くなりがちだ。敬遠されてしまう要素がさらに多くなっているとも言える。
そんなシミュレーションゲームの取っ付きにくさに対して、『信長の野望 真戦』はひとつの解決策を提示してくれた。あらゆるプレイヤーの疑問に答えてくれる“戦国大全”というマニュアルをゲーム内に用意しているのだ。もちろんチュートリアルも手厚く用意されているので、初心者でも詰まることはないが、それ以上に細かいケアが入っているということ。
“戦国大全”は各項目が簡潔にわかりやすくまとめられているため、初心者ガイドとしてかなり役立ってくれるだろう。また手慣れたプレイヤーにとっても“戦国大全”の実装はメリットしかない。かなり深いところまで情報が網羅されているため、細かい数値やうろ覚えの知識を確認したいときに役立ってくれる。
初心者が余分な情報に触れずに必要な情報にだけアクセスしつつ、熟練プレイヤーは難解な疑問を解消できる最強のガイドと言える。オンラインシミュレーションゲームを多くプレイしてきた筆者も、頻繁に活用することになりそうだ。

初心者用のケアという点では、推奨編制メニューというシステムも紹介しておきたい。これはプレイヤーの所持武将に応じて、どのように部隊編制をすればいいか、どのような戦法を覚えさせればいいかをガイドしてくれる機能。
部隊編制は勝敗を分ける最大要因となる、いわば軍事指揮のコアとなる部分。しかし編制は奥が深く、所持武将によってアドバイスも変わってくるため、一概に「こうするといいよ」とも言いづらい。しかし本作ではゲーム側がプレイヤーに応じた推奨編制を出してくれるので、誰もが手軽に適切なアドバイスを受けられるようになっている。
オンラインシミュレーションをまったくプレイしたことがなくとも、迷わずゲームの楽しさに触れられる仕組みが整っているので、皆さんには気兼ねなく「戦国の城主体験してみたーい」という軽い気持ちで参加してほしい。

“『信長の野望 真戦』円卓会議”の動画は各メディアで公開中。各動画の中では、歴史シミュレーションファン向けのトークテーマが盛り込まれている部分もあるので、気になる方は、ぜひ動画本編をチェックしてほしい。
また『信長の野望 真戦』では現在、リリース1ヵ月を記念したキャンペーンを開催中。詳細は公式X(@nobunagashinsen)で確認しよう。


















