青春だった人も多いはず。一世を風靡したゲームも遊べるSNS

自分の分身であるアバターを作成し、日記や掲示板にてほかの利用者と交流できる要素と、さまざまなゲームが楽しめる要素がセットになったサイトとしてオープン。ハードへのインストールが必要ないさまざまなブラウザゲームが手軽にプレイできるのが魅力だ。
まだiPhoneやAndroid端末がなかった時代に、どこでも手軽に友だちとつながれること、オンラインゲームが楽しめることが話題となり、10代~30代の若いユーザー層を中心に、爆発的な人気を博した。ログインは無料で、アバターの着せ替えアイテムやゲームにて使用できる仮想通貨(モバコイン)を購入することができた。

同様のサービスを提供するmixiやGREEよりもサービス開始時期は遅かったが、2007年には会員数500万人、2008年には1000万人を突破する大ヒットを記録。日本の総人口が約1億3000万人だった2008年において、計算上は13人にひとりが利用していたことになり、驚くべきシェアを獲得していたことがわかる。
当時のモバゲータウンを含むmixiやGREEなどのSNSサービスは、ユーザーどうしの交流がメインで本格的なゲームはプレイできず、モバゲータウンでもリリース当初はシンプルなゲームが中心だった。
だがユーザーにサービスが定着し始めた2007年ごろから、オンラインを通じてプレイするいわゆるソーシャルゲームが台頭を始める。2009年にリリースした『怪盗ロワイヤル』が大ヒットを記録。ゲームファンのあいだにモバゲータウンの知名度を圧倒的なものにするきっかけとなった。
『怪盗ロワイヤル』はタイトル通りプレイヤーが怪盗となり、さまざまなお宝を奪い合うブラウザゲーム。ほかのプレイヤーからバトルを仕掛けられる対戦要素もあり、毎日ログインしたくなる仕掛けが人気を集める要因となっている。







他プラットフォームとしては、2008年にPC版のサービスを開始し、2010年にはYahoo!モバゲーとしてYahoo! JAPANのサイト内にてプレイできるようにリニューアル。さらに同年、携帯電話市場で主流となりつつあったiPhoneやAndroid端末などのスマートフォンでプレイできる“モバゲータウン for Smartphone”をリリース。2011年には、各スマートフォンのストアからインストールするアプリのサービスを開始している。
近年ではスマートフォンのアプリゲームが携帯電話市場では主流となり、ブラウザゲームはいったんの規模縮小を余儀なくされた。フィーチャーフォン版のMobageは2020年にサービスを終了したが、スマートフォン(ブラウザ版・アプリ版)およびPC(ブラウザ版)にて、長く愛される人気ゲームだけでなく新規タイトルも追加しながら運営を継続している。
紹介した『怪盗ロワイヤル』と『農園ホッコリーナ』は、現在もスマートフォン版がプレイできる長寿ゲームとなっている。当時熱中した人は、この機会に改めてゲームをプレイしてもいいかもしれない。


















