くにおくんの三国志だよ全員集合!(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
三国志をリスペクトした絶妙な『くにおくん』オールスター配役で、片方の世界しか知らなくても楽しめる作り。簡単操作の2Dアクションをベースに、キャラ育成や必殺技の“計略”でバトルの深みを追加。広大な中国大陸を行き来しながらキャラを自分好みに育てられるからこそ、ハクスラ要素が強ければ、とも。クラシックスタイルで戦える“三国英雄録”は、おまけモードと呼ぶにはもったいないボリューム。
週刊ファミ通1724号より
登場人物が『くにおくん』シリーズのキャラに置き換えられてアレンジされた三国志は、じつにコミカル。昔ながらの『くにおくん』らしさがベースにあるバトルはやや大味で、集団戦では袋叩きにされがちだったり、カッとなってしまうことも少なくないが、“熱血乱舞”で攻撃されている最中でも反撃に転じられる要素もあって豪快に戦える。おまけのモードは、シンプルにワイワイ遊べるのがいいね。
週刊ファミ通1724号より
不良たちが偉人に扮し、有名なエピソードをなぞらえるのが笑いを誘います。個人的には“時代劇”のパロディーよりわかりやすかった! いつものケンカに加え、物語の進行が楽しみに。多くの敵に囲まれて袋叩きに合いがちですが、育成要素やバフでカバーできるのが助かります。戦闘ではともかく、町や店で相手と“軸”が合わせづらいのはややストレス。35周年、あえて熱血スタイルを貫く姿勢が硬派です。
週刊ファミ通1724号より
ヤンキー解釈で彩られた三国志演義世界が新鮮。ちょっと進んで戦って、クエストのため来た道を戻って……のくり返しによって、舞台の広大さを実感できるのもいいですね。戦闘は、奥行きの軸合わせの精度が明暗を分けるシリーズおなじみの仕様。地道にレベルを上げれば快適に進めるようになる親切設計でもあります。アーケードゲームライクに遊べるおまけモード“三国英雄録”の存在もお得感あり。
週刊ファミ通1724号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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