ストランデッド ディープ(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
採るも食べるも命懸けの野趣溢れる食事から夜の闇の深さまで、手探り状態での無人島のサバイバル生活が体験できる1本。メニューで確認できる作成可能な物のリストを数少ない手がかりに、材料を現地で調達しながら活動範囲を少しずつ増やしていく過程に手応えあり。美しい風景と“自然の過酷さ”が同居しているステージデザインも雰囲気バッチリ。素材の探しにくさを含めてサバイバルと楽しめるなら。
週刊ファミ通1739号より
クラフトとサバイバルを行うゲームは数あれど、現実的な世界観での遭難体験を味わえる作品はなかなか珍しく、無人島からの脱出を目指しながら生き抜くことに必死になるのは没入できる。しかし、チュートリアルはあるものの説明は十分とは言えず、この手のジャンルに慣れていない人は、わかりにくさを感じそう。UIの使い勝手がいまひとつで、インベントリの管理が面倒なのもちょっと残念。
週刊ファミ通1739号より
手ごろな価格で体験できるサバイバルクラフトとして、十分な内容。無人島生活というテーマがわかりやすく、魅力的です。慣れないうちから脱水症状に陥る序盤は、やれどもやれどもギリギリの状態が続きますが、なんとかなっちゃうバランスがいい。進行や操作にはいろいろととまどいましたが、このジャンルはどうしても複雑かつ説明不足になりがちで、メジャーな作品でも解決できていませんものね。
週刊ファミ通1739号より
フィールドに直接干渉するアクション全般の、決して洗練されているとは言えない操作性に“手作業っぽさ”を感じられるかどうかで、本作の中毒性が変化します。クラフトのバリエーションがテンポよくアンロックされることもあり、“快適な定住”と“新天地開拓”のどちらにも専念できるのがいいですね。ネットワークランキングの項目が多く、ニッチなやり込みプレイのモチベーションも充実しています。
週刊ファミ通1739号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。