Wo Long: Fallen Dynasty(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
敵の攻撃をボタンひとつで華麗に交わし、積極的に攻撃を仕掛けて“氣勢”を溜めるスタイルは、スピーディーに攻守が入れ換わるバトルを実現。一瞬の油断が致命傷になりかねない難度で、“死にゲー”の名にふさわしい緊張感ある戦いを楽しめる。力押しでは倒せない敵を倒したときの達成感は格別。三国志ゲーとしても魅力的な世界だからこそ、三国志が好きなエンジョイ勢も楽しめるやさしさが少しあればとも。
週刊ファミ通1788号より
ダークな“死にゲー”と三国志の掛け合わせは新鮮。スタミナゲージにあたるものがないので、基本攻撃なら延々と出し続けられるのが痛快でありつつ、“氣勢ゲージ”の存在がバトルに緊張感と激しさをもたらす。敵の攻撃を受け流す“化勁”がかなり重要となるけれど、敵もタイミングをずらすような動きを織り交ぜてきて、ボス戦はとくにハード。難敵を打倒するのが好きなら、夢中になれます。
週刊ファミ通1788号より
デスペナルティーを最小限に留めることが可能で、回復拠点ともなる“軍旗”システムが心強い。敵陣に旗を立てることで、制圧を果たしたかのような満足感も味わえます。戦いを有利にする“氣勢”は、なかなか能動的に活用できませんでしたが、回避やガードも重んじる剣戟アクションらしい立ち回りをしていれば、自然と増加して発動できるように思えました。マスターすれば駆け引きのおもしろみが増しそう。
週刊ファミ通1788号より
敵ごとの強攻撃をさばくタイミングの学習&実践を中心とした、スピーディーな格闘アクション。初見殺し的な難所は山のようにあるものの、うまくいったときの爽快感の大きさと、ルート開拓やアイテム稼ぎといった地道な作業が報われる絶妙なバランスにより、心が折れるまでにはいたりません。物語は断片的ながら、三國志でおなじみのキャラと絡みつつの、ファンタジックなムードを盛り上げてくれます。
週刊ファミ通1788号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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