いっき団結(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
グラフィックやBGMにファミコン版の雰囲気を残しつつ、大人数で暴れられることが、直撃世代の自分はうれしい。自動攻撃とタイムアタック、大量の敵群でサクサク遊ぶカジュアルスタイルにリボーンし、攻撃方法の異なる操作キャラと投票で決めるミッションが集団で戦う魅力を高める。動物が敵だったり、味方16人で敵軍と戦ったりと、「えっ、一揆!?」と突っ込める部分も含めて『いっき』なのかな。
週刊ファミ通1865号より
『いっき』と『Vampire Survivors』ライクなゲームの組み合わせは、思いのほかマッチしている。最大16人でのマルチプレイは、ほかのプレイヤーとの細かな意思疎通はできなくとも、いっしょにいるだけで戦力が増強される頼もしさとわちゃわちゃ感が楽しい。みんなで遊んでなんぼなところもあるので、オンラインがにぎわうような施策や、くり返しプレイしたくなる仕組みがもっと欲しいかな。
週刊ファミ通1865号より
オンラインマルチで、人間関係や評価に疲弊した経験のある方はぜひ。本来の楽しさを思い出せるでしょう。自動的に攻撃が行われる仕組みにつき、いるだけで活躍できて感謝される、お気楽な世界がやさしい。ロールがわかりやすく、かつそこまで縛られずに遊べるところも気軽です。オリジナルの見事なアレンジに脱帽。大勢での協力が肝心なので、新規プレイヤーを呼び込むパッケージ版発売に拍手。
週刊ファミ通1865号より
画面がゴチャゴチャしているのに加え、被ダメージ時のリアクションが薄いため、慣れるまでは何となく死んでしまいます。シングルプレイでは、能力アップの当たり外れが関門突破の命運を分ける、ある意味絶妙な難易度。つぎこそは……の気持ちを刺激されます。マルチプレイは、情報共有を直接できる者どうしであれば、勝っても負けてもすごい一体感を感じられます。マッチング待機時間の長さは、やや不満。
週刊ファミ通1865号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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