Death end re;Quest Code Z(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
死が“絶望”であり、キャラ強化の“救済”でもある“バッドエンド”をモチーフにした演出&システムが、ローグライクRPGの定番スタイルに本作だけのプレイ感をプラス。ダンジョンに登場する敵や攻撃の種類は多くはないが、最深部でヒロイン救出後に地上への生還を目指すシチュエーションと、主人公を追う圧倒的“強敵”の存在が、探索の緊張感を否応なく高めていく。残酷描写は強めで人を選ぶかな。
週刊ファミ通1865号より
1、2作目に登場したヒロインが勢揃いする新たな物語を見られるのがうれしい。死にざまを生々しく描く“デスエンド”が強烈にパワーアップしていて、とにかくエグく、好きな人にとっては魅力となるポイント。ダンジョンを探索するローグライクのパートは標準的な作りだけど、変身で大幅に強くなれるのは痛快。デスエンドを見るたびにポイントを獲得でき、スキルツリーで能力を強化できるのもナイス。
週刊ファミ通1865号より
ショッキング度が増したヒロインの死にざまは、シリーズのファンであっても、人によっては苦手な描写かと思います。何種類もの“デスエンド”が用意され、死ぬたびに強くなる構造と、リプレイ性の高いローグライクとの相性はぴったり。ルールや操作は、メジャーなダンジョンものと共通で遊びやすい。このジャンルに慣れている人には攻略しやすい難度に感じられ、なかなか死ねないのがジレンマ!?
週刊ファミ通1865号より
シリーズ過去作を履修していてこそのストーリー、各キャラの配役の妙……ではあるものの、悪夢めいた物語世界自体は魅力的。オールドゲーマー好みな旋律のBGMが厭世ムードを高めます。ダンジョン探索パートは、難度を下げてもチャレンジ要素が向こうからやってくる、緊張感のあるバランス。仮に挑んでゲームオーバーになっても、実利面・性癖面の“特典”が充実しているので気長に再挑戦できます。
週刊ファミ通1865号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。