
『サクラ大戦』の制作陣が送るシミュレーションゲーム
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『サクラ大戦』の制作陣が手掛けたシミュレーションRPG『戦場のヴァルキュリア』。シミュレーションとアクションを組み合わせた独自のシステム“BLiTZ”で人気を博し、累計販売数は100万本以上。2009年にはテレビアニメが放映されたほか、ゲーム自体もシリーズ化されました。
ゲームをプレイして驚いたのはグラフィック表現“CANVAS”。その名の通りキャンバスに描かれた線画に水彩で着色したような淡いグラフィックで、まるで絵本のようでした。
温かい雰囲気があるものの、物語は激動の戦争モノ。主人公のウェルキンの故郷であるブルールが戦禍に巻き込まれたことにより、義勇軍の小隊長として帝国に立ち向かっていくくというストーリーが展開されます。
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志願兵から好きな人材を選んで仲間にすることが可能で、頼れる兄貴分から元気なおじいちゃん、美少女キャラまで40名以上の多彩な顔触れが揃っています。
彼らは特定条件で発動する“ポテンシャル”を持っており、例えば草の上にいると防御力が上昇する“草原育ち”、気の合う仲間が近くにいるとおしゃべりに夢中になって射撃能力がダウンする“おしゃべり”など。それぞれの性格を反映したものになっていておもしろいです。
なお、戦闘中に味方のHPが尽きた場合、一定のターン以内に救助すれば助かりますが、救助できない場合は戦死という結果に。
彼らが遺す最期のセリフは心に残りますし、永遠の別れとなるところに戦争の悲惨さが滲み出ています。死者が出てもほかの志願兵を入隊させれば問題ないのですが、当然ながら死んだキャラクターは二度と登場しないので切なかったですね。
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戦闘は“コマンドモード”と“アクションモード”が存在。
まず、地図上で動かす自軍のユニットを“コマンドモード”で選択し、“アクションモード”で敵のユニットに攻撃を仕掛ける、という流れ。
コマンドモードでおおまかな地形は把握できるものの、具体的な射線や高低差はアクションモードに移行するまで判別が困難で、あと一歩のところで攻撃が届かなかったり、逆にコマンドモードでは見つけられなかった木やレンガなどに命を助けられたりすることもあり、緊張感がありました。
アクション要素は少なめなので、自分のようなへっぽこゲーマーでも十分に楽しめましたね。
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現在はグラフィックをグレードアップした『戦場のヴァルキュリア リマスター』がプレイステーション4で、『戦場のヴァルキュリア for Nintendo Switch』がNintendo Switchで、それぞれ発売されています。オンリーワンの魅力を持っている作品です。まだ遊んだことがない人はぜひチェックしてみてくださいね!