
4月28日、渋谷である事件が発生した
『428~封鎖された渋谷で~』は2008年12月4日にWii向けに発売されたサウンドノベルゲーム。セガとチュンソフトが協力してゲームソフトを送り出す“セガ×チュンプロジェクト”のひとつとして、セガから発売されたソフトでした。
その後、2009年にはプレイステーション3(PS3)版やPSP版がスパイク(当時)から発売。さらに2018年にはスパイク・チュンソフトからプレイステーション4(PS4)版とPC版も発売されました。
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本作は『弟切草』や『かまいたちの夜』を生み出したチュンソフトのサウンドノベルシリーズのひとつ。渋谷が舞台であること、複数の人物の視点で物語が進むこと、実写が用いられていることなど、『街 ~運命の交差点~』と似ている部分が多いです。直接的な関係はありませんが、用語解説の“TIPS”などには『428』が『街』の10年後の渋谷であることをほのめかすような描写が多く、同作をプレイしているとニヤリとさせられます。
タイトルの『428』は舞台となる渋谷(しぶや)とかけたもの。もともと物語は4月25日から始まる構想だったそうですが、タイトルにあわせて4月28日に変更されたとか。
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キャラクターたちも個性豊か。主人公は新米刑事やフリーライター、製薬会社の所長など、それぞれ年齢や職業がバラバラですし、脇を固めるサブキャラクターたちも愛すべき人物ばかりです。
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各主人公をこまめにザッピングしながら物語を進めていく方法はゲームならではの手法で、ドラマや映画を観ているだけでは味わえない感動がありました。“エコ吉編”や“陰謀編”といった隠しシナリオを見つけたときは本当にビックリしました。
また、『かまいたちの夜』で知られる我孫子武丸さんと『Fate/Grand Order』が話題のTYPE-MOONが手掛けるボーナスシナリオの存在も見どころでしたね。
すでに何度も本作をプレイしている人もまだプレイしたことがない人も、今日はぜひ『428』の物語を体験してみてください。