それを記念して、2024年5月18日には、東京・世田谷 二子玉川ライズホールにて記念イベントが開催。観覧希望者を募集したほか、その模様はYouTubeでも配信され、多くの『アケアカ』ファンがイベントに集まった。
なお、4時間以上にも渡る濃すぎるイベントの模様は以下のURLに配信されているので、見逃した人はぜひチェックしてほしい。
『アケアカ』10周年の軌跡を関係者とともに振り返る
その縁もあり、今回のMCを永井さんにお願いすることに決めたとのこと。
濱田氏は続けて、「浮き沈みが激しいゲーム業界で、10年間『アケアカ』をリリースしていけたことに感謝します」とコメント。これからもまだまだ『アケアカ』を続けていくことへの意欲も語った。
オープニングのあとには、さっそく第一部がスタート。第一部では、『アケアカ』10年の軌跡を、アーケードアーカイバーにも出演しているさまざまなゲストとともに振り返る。
ゲストとして、原尾宏次氏(コーエーテクモゲームス)、うでつ和仁氏(バンダイナムコエンターテインメント)、外山雄一氏(タイトー)、お林幸人氏(タイトー)、ファミ通からは、みさいル小野とででおが登壇。
それぞれ『アケアカ』の10周年をお祝いしつつ、番組への意気込みを語った。
上記のゲストに加え、ハムスターの下村考光氏を加えて進行。
コーナーでは、濱田氏より10年の軌跡を年表にして公開。2014年にプレイステーション4が発売され、その3ヵ月後に『アケアカ』第1弾として、『アルゴスの戦士』を含む3タイトルをリリースしたところから歴史を振り返った。
2015年には、『アケアカ』の人気モード“キャラバンモード”を初めて搭載した『スターフォース』がリリース。
『スターフォース』と言えば、ゲーム名人として当時の若者にが絶大な人気を誇った高橋名人(当時ハドソン)のゲームイベント“キャラバン”が社会現象にもなったタイトル。
このキャラバンになぞり、原尾氏から電話で「『アケアカ』版『スターフォース』でも、当時のキャラバンのように5分の制限時間中にタイムを競うモードを入れられないか。できるよね?」と打診があったことを語る。
いまでこそ定番となったキャラバンモードだが、発端のアイデアは原尾氏からの無茶振りだったことを暴露した。
2015年には、タイトーが『影の伝説』で『アケアカ』に参入。このときからゲーム芸人フジタさんも公式生放送に出演するようになった。
外山氏とお林氏は、2021年にアーケードアーカイバー初登場。とくにお林氏は番組中に歌い始めるなど破天荒なキャラクターが人気で、今回のイベントでも『マッピー』のゲームオーバー時のメロディーに合わせた歌を披露していた。
週刊ファミ通では、2016年からたびたび誌面で『アケアカ』を取り上げているほか、2018年からは『俺たちのアケアカ』という生放送番組を継続して実施している。
週刊ファミ通では、各編集者が持ち回りで毎週2ページに好きな内容で記事を作るコーナーがかつてあったが、アーケードゲーム好きなみさいル小野がその記事で『アケアカ』を取り上げたことが出会いのきっかけとなっている。
また、『俺たちのアケアカ』は、もともと週刊ファミ通誌面で連載していた“俺たちの懐ゲー”というコーナーをベースに誕生したことも振り返った。
2016年からは、SNKのNEOGEOタイトルを移植した『アケアカNEOGEO』シリーズが配信スタート。2018年には、ハムスターの札幌開発室が開設された。2020年には新型コロナウイルスの流行によりテレワークをせざるを得なくなり、毎週1本のペースでのリリースが危ぶまれた。だが、スタッフの尽力によりリリースが継続できたことに濱田氏は当時の苦労とスタッフへの感謝を語る。
濱田氏は、今後も『アケアカ』をリリースするため、「どんどんタイトルをください」とコメント。各メーカーともに「まったく問題ないです」、「無限に」と語っており、今後の展開にも期待できそうだ。
この10年を濱田氏は「この10年は通過点です。これからさらに精力的にがんばっていきます」と意気込みを語り、コーナーは終了となった。
名曲の数々をオーケストラが熱演!
ゲーム音楽には管弦楽器では演奏が難しいものも多いが、原作の雰囲気を残しつつアレンジを加え、見事な演奏を奏でてくれた。
今回のセットリストは、以下の内容の通り。
- 『テラクレスタ』のテーマ
- 『グラディウス』メドレー
- 『源平討魔伝』メドレー
- 『魂斗羅』メドレー
- 『忍者龍剣伝』メドレー
- 『ワルキューレの伝説』メドレー
- マーチング・ラスタ『テラクレスタ』より)
原作の電子音や和楽器のテイストを、管弦楽器で見事に再現してくれた新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団。シンプルな電子音ももちろんいいが、リッチで壮大な雰囲気が楽しめるオーケストラも、また異なる魅力にあふれている。
この演奏は、生放送のアーカイブから視聴可能。文字で読むよりも聴いたほうが早い! ということで、生で聴いた人も聴いていない人も、いますぐチェックしてこの感動を共有してほしい。
『アケアカ2NEOGEO』も発表! 新情報がもりもり公開!
うでつ氏がふたたび登壇し、“ナムコ レジェンダリー”新サウンドトラックの配信を告知。また、直近に『アケアカ』版が配信されて間もない『F/A』のサウンドトラックがリリースされることも発表した。
さらに、インターネットショッピングサイトのアソビストア発の新アートブランド、“VIDEO GAME CLASSICS”を発表。第1弾として、『アケアカ』10周年記念Tシャツやナムコのクラシックゲームのロゴをあしらったアイテムなどをラインナップ。さらに、『女神転生』のサウンドトラックの取り扱いを開始することを発表した。
なお、“VIDEO GAME CLASSICS”のアイテムはイベント当日の18時30分からすでにストアで販売を開始している。
続いてはタイトー外山氏と『バブルボブル』の主人公バブルンが登壇し、『タイトーマイルストーン3』の収録タイトルの一部を発表。バブルンが出演している『バブルボブル』、『レインボーアイランド』のほか、『アケアカ』未収録の『サンダーフォックス』などが要注目だ。
『タイトーマイルストーン3』収録ラインアップ(一部)
- バブルボブル
- カダッシュ
- レインボーアイランド
- ルナーク
- チャンピオンレスラー
- ラスタンサーガ
- サンダーフォックス(『アケアカ』未収録)
最後はSNKの堀田章人氏が登壇。濱田氏とともに『アケアカ』の新プロジェクトを発表した。これまで10年続けてきた『アケアカ』をさらに続けていくため、『アケアカ2NEOGEO』をリリースすることを発表した。
現在『アケアカ』はNintendo Switchとプレイステーション4を中心にタイトルをリリースしているが、いつかは出せなくなる日がくるという懸念を持っていると濱田氏は語る。リリースができなくなってからでは遅いので、いまから各種タイトルをリニューアルして現行機であるプレイステーション5とXbox Series X|Sにて展開を進めることを決めた。
『アケアカ2NEOGEO』では、現在配信中の『アケアカNEOGEO』のタイトルをそのまま移植するのではなく、新機能の“タイムアタックモード”と“ネットワークモード”を追加収録。
また、現行の『アケアカNEOGEO』版を持っている人は、『アケアカ2NEOGEO』版をお得に購入できる仕組みも検討しているとのこと。
これらの新情報は以下の記事に詳細を掲載しているので、詳しく知りたい人はチェックしてほしい。
特別賞は『VS. スーパーマリオ』! Arcade Archives Awards 第1回授賞式
今回は10周年記念として、『アケアカ』が初登場した2014年と、昨年にあたる2023年に配信したタイトルからそれぞれユーザー投票を行い、この得票数や販売数などを加味して優秀賞、大賞、特別賞を選出している。
濱田氏は「来年は2022年と2024年の授賞式を行いたい」ともコメント。少なくとも今後10年は同様に続けていきたいと意気込みを語った。
受賞作品は、以下に掲載。同時に受賞メーカーからの受賞コメントも掲載する。
Arcade Archives Awards 2014優秀賞 アルゴスの戦士
ファン投票2位で優秀賞、ありがとうございます!
思えば10年前、濱田社長から
「採算度外視で全てのゲームを移植したい」と夢を語られ、
「無理でしょ」と呆れたのを覚えています。
それでもローンチ時、唯一の現役メーカーとして
『アルゴスの戦士』を提供し、『スターフォース』では、
初のキャラバンモード搭載など、アケアカの歴史に
寄り添うことになりました。
今では「その夢、無理じゃないかも」と思っています。
株式会社コーエーテクモゲームス 執行役員 IPライセンス部長
原尾宏次
Arcade Archives Awards 2014優秀賞 テラクレスタ
この度はたくさんのご投票ありがとうございます!
「テラクレスタ」は私が生まれる前に発売されたタイトルです。
先人の方々が心血を注いで作り上げ、多くのファンに愛されてきた作品なので、大切に扱わねばととても緊張しながら作っていたことを覚えています。
今後もあのときの初心を忘れずに、リスペクトの気持ちを強く持って、偉大な作品たちを残していきたいと思います。
株式会社ハムスター 企画制作部ディレクター
川本尚史
Arcade Archives Awards 2014大賞 ダブルドラゴン
■受賞コメント
アケアカ10周年おめでとうございます!
この度はアワード大賞を賜り、誠にありがとうございます。
国内外から多くの皆様に投票していただき大変嬉しく思います。
「ダブルドラゴン」は1987年に「テクノス ジャパン」によって開発されたタイトルですが令和になった今でもファンの皆様に支えられ高く評価していただけることを非常にうれしく思います。
今後もくにおくんシリーズに次ぐ歴史あるシリーズとして注力してまいります。
これからも「ダブルドラゴン」シリーズにどうぞご期待ください。
アークシステムワークス株式会社 ダブルドラゴンシリーズ 販売担当
金子宝巨
Arcade Archives Awards 2023優秀賞 ミスティックウォリアーズ
「アーケードアーカイブス」10周年、おめでとうございます。
この度は「アーケードアーカイブス ミスティックウォリアーズ」をアワードに選出頂きましたこと、大変光栄に思っております。
2023年12月の配信以来、本作品を遊んでいただき、選出いただきましたユーザーの皆様へ感謝申し上げます。
有難うございました。
コナミデジタルエンタテインメント
アーケードアーカイブス担当
Arcade Archives Awards 2023優秀賞 ダライアスII
「アーケードアーカイブス ダライアスII」を応援してくれてありがとう!
本当はプロコJr.やティアット ヤングに会いたいところだけど、今回は「ダライアス」シリーズより少しだけ先輩のボクが代理で受け取ったよ!
これからもタイトーのゲームをよろしくね!
株式会社タイトー『バブルボブル』 『パズルボブル』シリーズ主人公 バブルン
Arcade Archives Awards 2023大賞 フェリオス
この度はArcade Archives Awards 2023 大賞を受賞することができて本当にうれしいです!
ゲーム開発者を始めとする様々な関係者、今も遊んでくださるファンのみなさんのおかげです。
またゲームが、これらの繋がりを作ってくれていることに本当に感謝しています。
これからもハムスターさん、関係各所、ファンのみなさまと楽しみながら。やれるものはやります!本当にありがとうございました!
株式会社バンダイナムコエンターテインメント クラシックIP/ライセンススペシャリスト
宇出津和仁
第1回 Arcade Archives Awards特別賞 VS. スーパーマリオブラザーズ
このような賞をいただけましたことに、心より感謝申し上げます。
「VS. スーパーマリオブラザーズ」は、ファミリーコンピュータの『スーパーマ
リオブラザーズ』を発売した後に、アーケードゲームとして開発したものです。
それから40年近くが経った今、Nintendo Switchで多くのお客様に再び手に取っ
ていただける機会となったことを喜んでおります。ソフトを遊んでくださった皆
様、本当にありがとうございました。
任天堂株式会社
クラシックゲームへの想いを語る! 桜井政博×神谷英樹対談
桜井政博氏は『星のカービィ』シリーズや『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズを手掛けてきたクリエイター。神谷英樹氏は『デビル メイ クライ』や『ベヨネッタ』などのアクションゲームに関わってきた、どちらもゲームファンなら知らないはずはないほどの著名クリエイターだ。
このコーナーでは、そんなふたりによるクラシックゲームや『アケアカ』への想いが語られた。
これに対して桜井氏は、「ゲーム作りをやっているわけですけど、自分が学生だったときは、家庭用ゲームとアーケードゲーム、PCゲームが三つ巴になっていて、アーケードゲームはゲームセンターに行くたびに違うゲームが楽しめた。ゲームは、それぞれのメーカーがアイデアをぶつけ合っていた印象。それらの経験は、いまの自分のゲーム制作でも大事な指針になっている。それを復刻してくれる『アケアカ』には感謝している」とコメント。神谷氏は、「僕は16歳だったときに高校入試に失敗して1年浪人したんですけど、その期間は予備校に通っていて、その帰りにゲームセンターに吸い込まれるという青春を送っていた。そのときにプレイしたゲームは、教科書のようにいまのゲーム開発の参考になっている」と当時のアーケードゲームに対する感想を語った。
続いての話題は、「1980年代、90年代のアーケードゲームは、ゲームクリエイターとしてのおふたりに影響を与えましたか?」というもの。
「『星のカービィ』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』はアクションゲームや対戦ゲームについて考えていたことを詰め込んだみたいなところがある。とくにアーケードゲームから受ける影響は絶大だったと思う。なので、あまり人気のなかったアーケードゲームが1本なかっただけで、(自分の)将来が全然変わっていた可能性がある」と、アーケードゲームが自身に与えた影響の大きさを語った。続いて神谷氏は、「説明できない影響がある。ゲームというものが点と線でつながっていると思っているので、それらを遊んでいたという経験は自分の糧になっている。過去にプレイしたゲームの経験がどんどんつながっていのがゲームの文化だと思っているので、我々もちゃんと伝えていかないといけない」と自身の気持ちをコメントした。
ここで桜井氏は、「私は『アケアカ』のタイトルを全部買って年代ごとに並べていていて、神谷さんはメーカーごとに分けている」と『アケアカ』の楽しみかたを語る。神谷氏は、「年代順に並んでいるとゲームデザインの磨かれかたとかその年代のトレンドの変遷が可視化されるので、ぜひ皆さんもやってみてください」とコメント。
3つ目のテーマは「『アケアカ』には、よりおもしろくするように手を加えたほうがいいというご意見もたくさん届きます。ただ、当時のものをそのままに出すということをコンセプトとしています。それについてご意見はありますか?」というもの。
神谷氏の意見は、「新しいモードとかアレンジを加えて商品の付加価値にするのはいいと思うが、個人的にはそれを『アケアカ』に求めるというのは難しいところ。だが、ちょっとしたおまけがついているのはもちろんうれしいので、ウェルカムですよ」というもの。
一方桜井氏は、「私はいまのままがいいと思います。何かを得るっていうことは何かを失うっていうこと。要望がいっぱいあるのはわかりますが、その要望を加えると何かを失うことになる。1週間に1本リリースするというペースが無理になるかもしれない。値段が上がるかもしれない。メーカーの許可が得られなくなるかもしれない。そういった懸念があるので、いまのままのほうがよい」と、クリエイター目線の意見を語った。
最後のテーマは「これからの『アケアカ』に提言はありますか?」という内容。
神谷氏は「本当に申し訳ないんですけど、最初はハムスターで大丈夫なのか? と思っていました。でも、配信されたものをプレイして、この人たちは信頼できると思って、毎週配信を楽しみにしている。僕もがんばって生きるので、残りの全ゲームをアーカイブ化する勢いで達成してほしい」とエールを送る。
桜井氏は、「そんなに要望することはないんですけど、ゲームが遊べるようになるまでの待ち時間を1秒でも早くしてほしい。アーケードゲームはコインを入れるとすぐに遊べるが、『アケアカ』はソフトを起動してもロードや操作方法の表示などが入ってすぐに遊べない。当時の記憶に残っているスピード感はすごく大事なので、原作のスピード感を目指してほしい」と語った。
上記の桜井氏のコメントに対して、神谷氏は「自分が言ったことにしてSNSで拡散してください」と言い、会場からは笑いの声が。SNSで話題にする場合は、神谷氏が言ったことにしてもいいだろう。
『VS. スーパーマリオブラザーズ』完全クリアーなるか!?
壇上には挑戦者のフジタさんに加え、男色ディーノさんと、大林宜裕さんが応援団として駆けつけた。
フジタさんのこのチャレンジは、自身のイベントやアニバーサリー的な“大事な場面”ではだいたい成功しているとのこと。周囲からは、「失敗したら今回のイベントは大事ではないといことになるけど」とプレッシャーをかけられつつ、緊張感のあるなかチャレンジをスタートした。
WORLD1-1と1-2は、序盤ということもあり危なげなくクリアー。1-2のワープを使い、4-1にショートカットする。
4-1でジュゲムの猛攻をかいくぐりつつ、4-2では、精密な操作でワープができるエリアへのツタを出現させるテクニックを披露。会場からは拍手が飛び出した。
6-1からは敵の配置もいやらしくなり、落とし穴も多くなるため緊張感が高まる。6-3ではダッシュしながらのジャンプでないと落とし穴に落ちてしまう高難度ポイントもあるが、ダッシュジャンプからの踏みつけを危うげなく成功し、やり込みを見せる。
7-1には強敵ハンマーブロスが出現するが、問題なく対処してクリアー。7-2の水中ステージ、7-3の無限プクプクゾーンも巧みな操作で切り抜けていく。
7-4は複雑な迷路になっており、正しい順番で進まないと戻されるギミックがあるが、男色ディーノさんのアドバイスによりノーミスで切り抜け、いよいよラストステージのWORLD8に到着。
8-2も敵の合間を縫うコントローラさばきで、ヒヤヒヤしつつも危なげなくクリアー。8-3はハンマーブロスが連続して出現する屈指の高難度ステージ。ステージの最後に避けにくいハンマーブロスが出現するが、踏みつけで倒すスーパープレイでクリアー。会場のボルテージは最高潮に達し、いよいよラストステージの8-4に。
この流れならもうクリアーは確実と思いきや、敵を踏みつけた反動でパックンフラワーに激突し、まさかのミス! 残念ながら今回のチャレンジは失敗となってしまった。
今回は非常に惜しい結果となってしまったが、フジタさんには11周年、12周年のイベントで、今後もチャレンジしていただきたいところ。
すべてのコーナーが終了し、『アケアカ』10周年記念イベントはエンディングへ。最後には濱田氏が登壇し、「いつも皆さまに支えていただいているから、『アケアカ』は続けていくことができています。今回のイベントは、僕がやりたいことをすべて詰め込みました。これからも『アケアカ』を続けていきますので、皆様よろしくお願いします」と感謝と今後の意気込みを語った。
かつての名作たちをそのまま現代に移植するという『アケアカ』プロジェクトは、多くのクラシックゲームファンたちに支えられ、ついに10周年を迎えることとなった。
まだまだ復刻されていないアーケード作品は多く、すべてのタイトルが現行機で遊べるようになるまでは、まだまだ時間がかかるだろう。だが、毎週1本ずつリリースされる『アケアカ』が、今後もこのクオリティーとペースでプレイできることを楽しみにしつつ、11周年、12周年、そして20周年を迎えるまでがんばっていただきたい。