
ロールプレイングゲームの金字塔
38年前の本日は『 #ドラゴンクエスト 』の発売日🎉
— ドラゴンクエスト宣伝担当 (@DQ_PR) May 26, 2024
ドラゴンクエストの日と認定されている日でもあります🙌
『ドラゴンクエスト』は日本にRPGというジャンルを広めたタイトルです😌
本作では「光の玉」を奪った竜王を倒し、世界を救うためにロトの血を引く勇者が冒険の旅に出ます⚔️#ドラクエの日 pic.twitter.com/fAUq9RGaE9
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ファミコンでは『ドルアーガの塔』や『ハイドライドスペシャル』などファンタジーRPGテイストな作品がすでに人気だったが、ジャンルとしてのRPGを意識したのは、やはり『ドラゴンクエスト』という人が多いのではないだろうか。当時の雑誌に掲載されていた『ドラゴンクエスト』の紹介記事には“ロールプレイングゲームとは?”というトピックがよくあったので、そういった影響もあるかもしれない。
シナリオ・ゲームデザインは堀井雄二氏、キャラクターデザインは鳥山明氏、音楽はすぎやまこういち氏、プログラミングは中村光一氏率いるチュンソフトという布陣。いまなら名前を聞いただけで平身低頭してしまう豪華メンバーだとわかるが、当時キッズだった筆者は「『ドラゴンボール』読んでる! と『ドアドア』持ってる!」くらいしか感想はなかった……。しかし、それでも初めて遊んだときの衝撃は忘れられない。とくにタイトル画面で流れる『序曲』を聴いたときはワクワクが止まらず、何度もリセットして冒頭だけをくり返し聴いた記憶がある。『ラダトーム城』の美しくも物悲しい旋律などは、王宮のイメージとしていまでもしっかりインプットされてしまっている。
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村人から話を聞いて手掛かりを得るというRPGの基本ですら、当時はとにかく新鮮。つねに正面を向いて歩く主人公を奇妙には思いつつも、ユーザーは夢中になって村人に話しかけまくったんじゃないかな。「ゆうべは おたのしみでしたね」や「せかいの はんぶんを ○○に やろう」に代表されるようなユーモア溢れるセリフ回しも印象的で、いわゆる“堀井節”が強く記憶に残っているユーザーも少なくないはず。
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そして何よりバトル画面のカッコよさには誰もがシビレたのではないだろうか。エンカウント時の円を描くように画面が表示される演出に驚かされ、続いて流れる緊迫感ある音楽に聴き入り、アニメのように色鮮やかに再現された鳥山明氏のモンスターには目を奪われた。パソコンゲームを知らないユーザーの多くは、アクションではないコマンドバトルというものがそもそも初体験で珍しく、ウロウロしてひたすら戦いをくり返してしまったのではないかな。筆者などは、もはやスライムだけを300年でも倒し続けられる勢いだったと言っても過言ではなかった。戦いの状況がテキストで表示される点にいたっては、もうただただ「すごい」の一言。
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以降『ドラゴンクエスト』はシリーズ化。社会現象となってたびたびニュースに取り上げられるほどの人気を獲得することになる。続編の『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』は、何と翌年の1987年1月26日発売。いまでは考えられないスパンで、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』が1988年2月10日に発売。3作合わせて“ロト三部作”や“ロトシリーズ”などと呼ばれている。
2021年5月27日のシリーズ生誕35周年には、スクウェア・エニックスが“「ドラゴンクエスト」35周年記念特番”を配信。その中で、シリーズ最新作となる『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』が発表された。発売日やプラットフォームなどの続報が待たれる。
なお、5月27日は本作が発売されたことを機に、“ドラゴンクエストの日”として日本記念日協会に認定されている。