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『サルゲッチュ』25周年。ピポサルをアミでゲッチュ! シンプルなアクションと世界観が魅力の世界初デュアルショック専用ソフト【今日は何の日?】

by菅谷あゆむ

更新
『サルゲッチュ』25周年。ピポサルをアミでゲッチュ! シンプルなアクションと世界観が魅力の世界初デュアルショック専用ソフト【今日は何の日?】
※本記事は、2023年6月24日にアップした記事を再編集したものです。

逃げ惑うピポサルを追いかけてゲッチュ!

 1999年(平成11年)6月24日は、プレイステーション(PS)用ソフト『サルゲッチュ』がソニー・コンピュータエンタテインメント(当時)から発売された日。本日で発売25周年を迎えた。
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 ピポサルと呼ばれるサルをゲッチュ(捕獲)するから“サルゲッチュ”。じつにわかりやすいタイトルだ。発売当時はテレビでCMが盛んに流れていて、軽快な『サルゲッチュのテーマ』に合わせてピポサルの着ぐるみが踊るものや、タレントのガッツ石松さんが「こんにちは、ゲッチュ石松です」と登場してアミで捕獲されるといったものがあり、そのユニークな内容はお茶の間を賑わせた。筆者的に、ピポサルは『どこでもいっしょ』のトロと並んでソニー・インタラクティブエンタテインメントを代表するキャラクターというイメージがある。
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 本作の物語は、ハカセが開発したピークポイントヘルメット(通称“ピポヘル”)を、町で人気の子ザルであるスペクターが被ってしまったことに端を発する。潜在能力が活性化されて悪に目覚めたスペクターは、世界征服を目論んで仲間のピポサルたちとハカセの研究所を急襲し、タイムマシンを稼動。そこに偶然居合わせた主人公のカケルは、ピポサルもろとも異世界へとタイムスリップしてしまう。こうしてカケルはさまざまな時代を冒険し、ピポサルを捕まえていくことに。

 ゲーム内容はいたってシンプルで、ピポサルを追いかけてアミで捕獲するだけ。しかし、ピポサルは意外と俊敏。カケルの存在を察知すると、バナナを撒き散らしながら逃げてしまう。そこで使用するのが“ガチャメカ”と呼ばれるアイテムだ。捕獲用のアミ“ゲットアミ”を始め、剣のような“メカボー”、ピポサルの位置を教えてくれる“サルレーダー”、高速移動ができるようになる“ダッシュフープ”などなど、じつに多彩なガチャメカが存在する。
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 ピポサルを捕獲する際にポイントとなるのが、サルたちが被るピポヘルの頭頂部にあるランプ。青色は通常状態、黄色は警戒状態、赤色は興奮状態になっており、これを目安にゆっくり近づいて捕獲すればいい。赤いランプを点灯させながら走り回るピポサルにはイライラさせられるものの、その姿がなんだかかわいくもあるから不思議だ。

 ピポサルはどの個体もつるんとした顔に飛び出た目玉、ぽっかりと開いた口、黄色いパンツと、同じ見た目だが、それぞれに名前や簡単なプロフィールがある点もおもしろい。
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『サルゲッチュ2』
『サルゲッチュ』というタイトルを一気に世に知らしめたのは、そのゲームの内容やCMもさることながら、世界初のデュアルショックコントローラ専用ソフトということも大きな要因だろう。それまでのコントローラとの違いは、振動機能に強弱が生まれ、スティックの形状が変化して操作性がアップしたこと。ちなみに、プレイステーションの初期型コントローラにはアナログスティックさえなかったのだから、画期的なデュアルショックの登場に多くのユーザーが興奮し、いち早く体験しようとこぞって本作をプレイしていた。

 発売以降、アニメやコミック、映画でも展開された
『サルゲッチュ』。2010年12月9日に発売された『フリフリ! サルゲッチュ』後は新作情報がないが、キャラクターが際立つ作品だけに新しい動きに期待したい。

 現在、
『サルゲッチュ』はプレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)でプレイすることができる。新たに巻き戻しやクイックセーブなどの機能が備わり、ビジュアルも美しくなっているので、気になった方はレッツ・プレイ!
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