
モンスター誕生の仕組みがどの作品もユニーク
『モンスターファーム』は、テクモ(当時)から発売された育成シミュレーションゲーム。記念すべきシリーズ第1弾タイトルは四半世紀も前の作品となるが、2019年には初代『モンスターファーム』が、2020年には『モンスターファーム2』がNintendo SwitchやiOS、Androidスマホ向けに移植されているため、若い世代のシリーズファンも増えてきたのではないだろうか。
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本作が登場したころは、いまとは違いCDが全盛の時代(1998年がピークらしく、CDアルバムが年間3億枚以上も売れていたらしい)。誰の家でもCDがたくさんあったものだから、筆者も夢中になってモンスターを誕生させまくった。雑誌の付録にCDが付いていることさえ多々あったし、もちろんそれも円盤石再生に使用できた。ちょっとしたガチャ感覚と言ったらなんだが、宝探し感覚があったように思う。とにかく何が生まれてくるのか本当にワクワクしながら試しまくった記憶が残っている。
音楽CD限定というわけでなく、プレイステーションはもとよりセガサターンやPCエンジン CD-ROM2用ソフトなんかも読み込みに使用できた。にくいことに特定のディスクからしか誕生しないレアモンスターもいて、わざわざディスクを買ったりするゲーマーもいたほどだ。その後はシリーズ化してさらなる人気を獲得。1999年にはテレビアニメ化もされ、1期と2期合わせて48話放映された。
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また、前述の移植版『モンスターファーム』や『モンスターファーム2』では、CDが売れなくなってしまった現代に合わせて仕様を変更。ネットワークを介して独自のデータベースからCD名を検索してモンスターを再生する新たな方法を採用している。現物のディスクを使用しなくなったとは言え、膨大なデータから検索するため宝探し感覚は当時同様に味わえる。
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さらに衝撃のコラボレーションを果たした『ウルトラ怪獣 モンスターファーム』という、怪獣ファンにはたまらない怪獣愛育シミュレーションが2022年10月20日にバンダイナムコエンターテインメントから登場。『モンスターファーム』のシステムをベースに、『ウルトラマン』シリーズの怪獣たちを育成するという、なかなかに興味深い内容になっている。