
細緻に描き込まれた、当時最高峰のグラフィックに痺れた
『沙羅曼蛇』はコナミ(当時)から発売されたアーケード用のシューティングゲーム。前年1985年発売の『グラディウス』の続編として登場しているが、後に同シリーズとは別に『沙羅曼蛇』シリーズとしての続編も発売された。『グラディウス』と並び称されるシューティングゲームの名作で、当時のゲームセンターを大いに盛り上げてくれた1本。BGMも秀逸で、筆者はカセットテープのサントラを購入していまだ所持しているほどだ。
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『沙羅曼蛇』でいちばん目を引くのは、やはり当時としては最高峰のグラフィックではないだろうか。前作『グラディウス』も凄かったが、本作ではさらに細緻に描き込まれ磨きがかかっていた。細胞のようなエリアや無数の隕石群が飛び交うエリアなど全部で6つのステージがあるが、なかでも印象深いのは一面が炎に包まれた3つ目のステージ。炎をまとった龍が立ち昇ったかのようなプロミネンスの美しさに思わず見惚れてしまった人も少なくないはずだ。脳みそみたいな生物兵器や触手を伸ばした宇宙巡洋艦など、多種多様なボス戦も見どころのひとつだった。
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なお、本作をアレンジした『ライフフォース』(同名タイトルの海外版『沙羅曼蛇』ではなく国内で発売されたもの)は『グラディウス』と同じパワーアップカプセル方式となっている。
さらに余談だが、パワーアップ時の音声を口真似して「スピーダッ(スピードアップ)」や「ミッソー(ミサイル)」、「モータポー(マルチプル)」と言っていたゲーマーは多かったのではないだろうか。そんな楽しみかたもアーケード版ならではだ。
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