
マンガの“基本四大構造”の復習&深掘りをはじめ、悪役の作りかたの基本、実践編などの内容が各章ごとに掲載。歴代敵キャラについてのコラム、ディオ、吉良吉影、ヴァレンタイン大統領の身上調査書といったファン必見の情報も収録されている。
また、実践編その1のタイトル“岸辺露伴の担当編集者・泉京香の作り方”も注目ポイント。多少クセはあるものの泉京香が悪役というイメージはファンの間ではなかったはずだが、悪役の作りかた(実践編)に名を連ねており、荒木氏が泉京香というキャラクターをどのようにとらえているのかを知る絶好の機会となっている。
漫画家・荒木飛呂彦の「企業秘密」を深掘りする新書の第2弾!『荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方』(荒木飛呂彦・著)、集英社新書から11月15日(金)に発売!
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その刊行から約10年。ある時、荒木氏は、ふと考えた。
この前著『荒木飛呂彦の漫画術』を読んで漫画家になった人もいるとするならば、「もうちょっと深い話も伝えておかなければならないのではないか」と。
漫画をヒットさせるために欠かせない最重要ポイントのひとつが悪役。悪役キャラクターの作り方を会得し、前書『漫画術』と本書の内容を理解し実行できれば、漫画の「黄金の道」をまっすぐに歩くことができるはずだ、と荒木氏は考える。
――荒木作品に登場する名悪役たちの魅力とリアリティはどのように生まれるのか?
――漫画の王道を歩み続けるために必要なことは?
いまだ語られなかった、漫画家・荒木飛呂彦の「企業秘密」をさらに掘り下げた、新・漫画術。
<『荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方』の「はじめに」より一部抜粋>
そう想像したとき、「待てよ……」と思いました。どんなハウツーもそうだと思いますが、「こうすれば~できる」という知識を得ることはできても、それを実行に移せるかどうかは、また別の話です。もし『漫画術』に書いてあることを理解し、それを自分の血肉としてデビューした人がいるのであれば、本当にすごいことだと思います。しかし、そんな才能あふれる新人漫画家が、この先、何かで道に迷い、「黄金の道」を外れて違う方向に行ったまま帰ってこられなくなったとしたら、それは漫画界にとって大きな損失です。「やっぱり、もうちょっと深い話も伝えておかなければいけないのではないか」という気がしてきて、今回の『新・漫画術』を書くことになりました。
集英社新書の公式YouTubeでは、著者・荒木飛呂彦氏のメッセージを公開中!
【目次】
- 第1章 漫画の「基本四大構造」を復習&さらに深掘りする
- 第2章 超重要! 悪役の作り方の基本
- コラム 「ジョジョ」歴代敵キャラについて
- 「悪役の作り方」実践編 その1 岸辺露伴の担当編集者・泉京香の作り方
- 「悪役の作り方」実践編 その2 一から悪役を作ってみる
- 第3章 漫画の王道を歩み続けるために
- 番外編 『The JOJOLands』第1話とコマ割りについて
【書籍情報】
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/24425/a29aa750d1aa4d768eb84a3e42c7257ee.jpg?x=767)
- タイトル:荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方
- 著者:荒木飛呂彦
- 発売日:2024年11月15日(金)
- 定価:1,034円(10%税込)
- ページ数:224
- 判型:新書判
- ISBN:978-4-08-721338-6
- 集英社新書