
『美女と野獣』の“朝の風景”を聞きながら通学すると、道行く人が「ボンジュール」と声をかけてくれる。そんな夢想をすると周りが希望だらけの風景に早変わり、つらい早朝の登校も乗り切れた。その後も幾度となく、ディズニーの音楽に救われてきたことか。
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今回、先行プレイをする機会を得たので、『ディズニー ミュージックパレード』をプレイしていた筆者が本作を体験し、再度光りかがやくパレードに参加してきた様子をご紹介する。
ディズニーの名場面とともに光のパレードを楽しもう
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“ふりふり”モードはノーツが重なる瞬間にJoy-Conをふるだけのモード、タイミングよく触れるとスコアがあがるが、ふるタイミングがずれてもミスにはならないので小さいお子さまなども楽しめるモードに。ゲームをするという感覚よりは、音楽に合わせて体を動かすといった楽しさが味わえる。
ゲームを無事クリアーすると、ゲームスコアに応じてポイントを獲得できる。そのポイントが一定値貯まると、“メモリーコレクション”をゲットできる。メモリーコレクションは各作品ごとに30個用意されており、名場面のワンシーンがメモリーとして集めて楽しめる。
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収録楽曲は全60曲
- 白雪姫
- ピノキオ
- シンデレラ
- ふしぎの国のアリス
- ピーター・パン
- 眠れる森の美女
- くまのプーさん
- リトル・マーメイド
- 美女と野獣
- アラジン
- ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
- ライオン・キング
- トイ・ストーリー
- ヘラクレス
- ムーラン
- モンスターズ・インク
- リロ&スティッチ
- 塔の上のラプンツェル
- アナと雪の女王
- ベイマックス
- ズートピア
- モアナと伝説の海
- リメンバー・ミー
- ウィッシュ
- パークス
- ミッキー&フレンズ
自分が好きな作品から遊べるのだが、あなたならどの曲を選ぶだろうか?
私がいちばん最初にプレイしたのは『ムーラン』の“リフレクション”のアレンジ楽曲。主人公のムーランが家のために慣れない化粧をし、参加したお見合いで大失敗。両親に合わせる顔がなく逃げ込んだ庭の池に映る自分の姿をみて「本当の自分はこんなんじゃない。本当の自分はいつになったら水面に映るの」という想いを歌うのだ。
この曲をプレイしているうちに、就職活動中の出来事を思い出した。不採用の通知を受け、「あー社会から求められていないのかなぁ」と感じてしまった。そんな自分をムーランに重ね「本当の自分はいつ認めてもらえるの」と“リフレクション”を嗚咽交じりに熱唱。ムーランの魂をイタコのようにわが身に宿し、1年ムーランとともにがんばって生き抜いた。
ちなみに、翌年は『ポカホンタス』をこの身に降ろし、ジャングルガールとして生きたのはまた別の話。
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本作にはディズニーのアニメーション作品だけでなく、パークスというカテゴリーが存在。ディズニーリゾート関連の楽曲がまとまっている。有名なパレード“エレクトリカルパレード”もその中の一曲。
残業続きでなかなか会えなかった父の肩車の上から見たパレードはより一層輝いていたのを覚えている。はしゃぎすぎて大量のポップコーンを食べ続ける。そんな父の観たことない一面を目のあたりにして戸惑ったのも事実だが(笑)。
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じつはこの曲の歌詞をよく聞くとアリエルは「パート・オブ・ザッツ・ワールド」と歌っている。ここでいう、“ザッツ・ワールド”とは、“人間界”のこと。海の世界ではなく、漠然とした憧れのある人間界を“あの”という意味のザッツで表現している。
しかし、アリエルがエリック王子に出会ったあとにこの曲を作中で再度歌うとき、歌詞が「パート・オブ・ユア・ワールド」になる。そう、「“あなたの”世界の一部になりたい」とアリエルの恋心を表す歌詞になる。
物語が加わることで歌が変化し、曲自体がいろいろな意味を持つことでより味わい深いものにさせる。そんなミュージカルの魔法のおもしろさを気づかせてくれた作品だ。
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ディズニーの音楽について、あなたはどんな思い出があるだろうか? ぜひ、光りかがやくパレードに参加していろいろと想いを馳せてもらいたい。