
現場で得た情報で正解を導く“ロジック”の組み立てがおもしろい!
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『逆転裁判』シリーズのスピンオフで、成歩堂龍一(ナルホド)のライバルである御剣怜侍(ミツルギ)を主人公にした作品です。糸鋸圭介(イトノコ刑事)や狩魔冥(メイ)といった『逆転裁判』本編でおなじみのキャラクターが登場しているほか、御剣のパートナーとして大ドロボウ“ヤタガラス”の2代目一条美雲(ミクモ)が初登場。クールな性格をしたミツルギと元気なミクモのコンビがよかったですね。
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本作は『逆転裁判 蘇る逆転』や『逆転裁判4』でプランナーを務めた山崎剛氏(※)が監督・脚本を務めており、筆者はゲームをプレイするまでは巧舟氏が携わらないシリーズに不安な部分もありましたが、クリアーしてみると『逆転裁判』シリーズのよさを引き継ぎつつ、新たな魅力を引き出していてすばらしかったです。ストーリーの中でイトノコ刑事やメイの過去が描かれるのもファンとして興味深かったですね。ファンから支持を得た本作は、2011年2月3日に続編『逆転検事2』が発売。こちらはストーリーのボリュームもあり、完成度はさらに増していました。
捜査パートは『逆転裁判』とは異なり、3人称視点で自由にマップを移動できる仕組み。キャラクターはドットで描かれているため、細かい動きにもこだわりを感じることができました。
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手に入れた情報を組み合わせて正解を導く“ロジック”では、推理ゲームとしての楽しさが満点。情報を組み合わせるのはプレイヤーの役目とはいえ、ストーリーで謎解きを披露するのはミツルギ。『逆転裁判』でもキレ者として描かれたミツルギは、本作ではさらに華麗に事件の謎を解いていきます。『逆転裁判』では主人公のナルホドくんの謎解きを盛り上げる役目になってしまうミツルギですが、主役になった本作では彼自身の見せ場がたくさんあり、魅力を引き出していました。
また、ミツルギはかっこいいだけでなく、天然ボケなところもあったり、ほかのキャラクターに振り回されたりするのが魅力ですが、本作でも、その要素は健在。とくにオバチャンこと大場カオルは『逆転裁判』以上にミツルギを引っかき回していました。本編にはなかったオバチャンとヤハリ(矢張政志)の共演もあり、トラブルメーカーのふたりが揃ったことで、とにかくやかましくておもしろかったです。
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第3話からは上述のミクモのほか、ライバルとなる国際捜査官の狼士龍(ロウ)が登場。検事を憎んでいる彼はミツルギのことも例外ではなく、きびしい態度で接してきます。彼がどうして検事を憎んでいるのか、ミツルギと出会うことでどのような変化が起きるのかが後半の見どころですね。ぶっきらぼうで攻撃的な印象を受けるロウですが、ゲームをプレイすればその印象も変わるハズ。
プレイしたことがない人はぜひゲームを遊んでみてください。『逆転裁判』のキャラクターも魅力的ですが、『逆転検事』もいいキャラクターばかりですよ。
2024年9月6日には、『逆転検事』と『逆転検事2』がリマスター化され、『逆転検事1&2 御剣セレクション』となって登場。『逆転裁判』シリーズはプレイしたことがあっても『逆転検事』をプレイしたことがないという人は多いと思うので、チェックしてみては?