ロゴジャック広告

『カービィのエアライダー』を世界最速でプレイ! シティトライアルは『エアライド』の魅力をそのままに劇的進化。アイテム&マシンの出現数アップや多彩なイベントなど密度が濃すぎる!

by北埜トゥーン

更新
『カービィのエアライダー』を世界最速でプレイ! シティトライアルは『エアライド』の魅力をそのままに劇的進化。アイテム&マシンの出現数アップや多彩なイベントなど密度が濃すぎる!
 2025年8月20日~24日にドイツ・ケルンで開催中の欧州最大規模のゲームイベント“gamescom2025”。同イベントの任天堂ブースにて、2025年11月20日発売予定のNintendo Switch 2用ソフト『カービィのエアライダー』(以下、『エアライダー』)が世界初のプレイアブル出展。本記事では、『カービィのエアライド』(以下、『エアライド』)を学生のころに遊びまくった編集者によるリポートをお届け。

 なお、本記事ではプレイした印象をメインに掲載しているので、ゲームシステムなどの詳細は以下の記事をチェックしてほしい。
広告
[IMAGE]

楽しさや魅力はそのままにあらゆる要素がパワーアップ

 ブースでは、まず操作方法やテクニックなどを学べる“教習所”の“基本”の3~9と、“シティトライアル”の3をプレイした後、シティトライアルをほかの来場者と対戦するという形式となっていた(筆者が体験した回はプレイヤー4人、CPU12人の16人対戦)。なお、体験できた教習所の内容は以下の通り。

●基本
  • 3:チャージダッシュ
  • 4:ドリフト
  • 5:飛ぶ
  • 6:ナイス着地
  • 7:吸いこみ/キャプチャー
  • 8:クイックスピン
  • 9:スペシャル
●シティトライアル
  • 3:Swapping Machines(※マシンの乗り換え)
※「Swapping Machines」のみ“カービィのエアライダー Direct”などで、日本語の表記を確認できなかったため英語で記載。
 ライダーを選択後(選択できたのは“カービィのエアライダー Direct”で紹介されていた12キャラクター)、メンバーが集まったらいよいよゲーム開始。
[IMAGE]

 プレイして驚いたのが密度の高さ。『エアライド』よりもハードスペックや解像度が上がっていることによる画面の情報量の多さはもちろん、アイテムやマシンの落ちている数も格段に増えている。そのため、適当に走り回っているだけでもかなりアイテムを拾ったり、マシンを乗り換えたりできる印象。もちろんコンテナを破壊したり、イベントに参加したほうが効率よくパワーアップできるのは言うまでもないが。
[IMAGE]
画像は“カービィのエアライダー Direct”をキャプチャーしたもの。

 なお、『エアライド』ではコンテナの色によって中から出るアイテムの傾向が決まっていたが本作でも健在の様子。青はマシンをパワーアップするアイテムや体力を回復する食べ物、赤はコピーパネル、緑は攻撃系のアイテムなどが出現するようになっているようだ。

 ちなみに新しいコンテナとして、破壊すると爆発するものも確認できた。
[IMAGE]
見慣れないコンテナがあったので破壊してみたところ……。
[IMAGE]
爆発してダメージを受けてしまった。

 ゲームのテンポについては、本作よりマシンから降車することなく、乗り換えができるようになっていたり、全体的に上がっているように感じた。出現するアイテムの数も多くなっているため、『エアライド』以上にマシンをパワーアップさせやすく、最終的には制御するのが難しいほどのスピードになることも。

 イベントについては、今回は2試合試遊し、それぞれ3回ずつ発生したが、残念ながら本作から新たに追加されたショートレースとコロシアムは登場せず……。登場したイベントの内容は以下の通り。

●1試合目
  • A band of Tacs stole items!(タックが登場し、攻撃することでアイテムを落とす)
  • No fair! Most boxes contain the same item!(ほとんどのコンテナの中身が同じに)
  • A secret room opened!!(パワーアップアイテムが大量に配置された秘密の部屋がオープン)
[IMAGE]
前作に引き続きタックも登場するようだ。攻撃を当てるとアイテムを落とす。
[IMAGE]
こちらは秘密の部屋の様子。少しわかりづらいかもしれないが、奥のほうに“重さUP”のアイテムが大量に落ちている。
●2試合目
  • Rush to the portales! Hurry, hurry!(ポータルが出現し、連続して通っていくことでつぎつぎアイテムを獲得できる)
  • Rare boxes appeared all over!(※珍しいコンテナがあちこちに出現)
  • Huge, unidentified pillars appeared!(※破壊することでパワーアップアイテムなどが出てくる巨岩が出現)
[IMAGE]
フィールドにポータルが出現。ポータルの先にはアイテムやつぎのポータルが。
[IMAGE]
ポータルをつぎつぎ通って、マシンをどんどんパワーアップさせよう。
[IMAGE]
こちらはレアなコンテナ。
[IMAGE]
破壊してみたところ、大量のパワーアップアイテムが入っていたが詳細は不明。
[IMAGE]
フィールド内の複数の場所に巨岩が出現。
[IMAGE]
破壊に成功すると大量のアイテムを獲得できる。

 ライダーは、1試合目をスターマンと2試合目をバンダナワドルディで体験したが、シティトライアルではアイテムでマシンがパワーアップしていくため、ライダーによる性能の差はそこまで感じられなかったというのが正直なところ。ただ、本作から新たに追加されたスペシャルについてはライダーによって効果が大きく異なるので、自身のプレイスタイルに合わせてライダーを選択するのが大切そうだと感じた。
[IMAGE][IMAGE]
スターマンのスペシャルは“スーパースターマン”。虹色のマントで空高く飛び回る。
[IMAGE][IMAGE]
バンダナワドルディのスペシャルは“スピアサイクロン”。盾とプロペラを兼ねる大車輪。

 最終決戦のスタジアムに関しては、4種類の中から選択できるようになったのが好印象。『エアライド』では、せっかくマシンを強化したにも関わらず、相性の悪い競技になってしまい勝てなかったということを経験した人も多いだろう。もちろん、そこがおもしろい要素でもあったのだが、やはり“ゲーム(勝負)では負けたくない”性格の自分からすると、うれしい変更点のひとつ。
[IMAGE]
4つの中から好きな競技を選択。オススメが表示されるので、迷ったときは参考にしてみよう。

 今回の試遊では、グルメレースとゼロヨンアタックを体験できた。1試合目のグルメレースでは、加速性能や最高速度をかなりパワーアップさせた“チャリオット”でのプレイとなったため、小回りも利いて地上のアイテムは集めやすかった。しかし、ビルの上などに配置されているものに関してはスピードが速すぎて集めるのに大苦戦。アイテムを集めるとなると、スピードが速いほうが有利に思えるが、ダイレクトでも少し言及されていた通り、グルメレースは決してそうでもないのかもしれない。
[IMAGE]
1試合目の最終的なマシンの性能。
[IMAGE]
スピードと小回りを活かして、地上の食べ物をつぎつぎと回収。
[IMAGE]
しかし、スピードが速すぎて細い足場などがあるビルの上では苦労することに……。
[IMAGE]

 2試合目のゼロヨンアタックは直線を走る競技だが、相性のいいマシンの“ターボスター”での参戦となったため、ほかのプレイヤーに大差をつけて勝つことができた。もちろん、道中にはダッシュするパネルやコピー能力を獲得できるパネルも配置されているので、マシンの性能だけではなく、プレイヤースキルも重要となるだろう。
[IMAGE]
2試合目の最終的なマシンの性能。
[IMAGE]
ダッシュするパネルは左右に移動していたりするので、ハンドリングが悪いマシンでは踏むのに苦労するかも?
[IMAGE]

 フィールドが広くなっていたり、イベントもランダムだったりするため、2試合の試遊では把握できていない要素も多そうだが、全体的には『エアライド』のシティトライアルの楽しさや魅力はそのままに、あらゆる要素がパワーアップした正統進化という印象。今回はCPUも含めた対戦だったが、16人のプレイヤーによる対戦はよりカオスになりそうでワクワクが止まらない。また、今回の試遊ではハイドラやドラグーンのパーツは確認できなかったが、そもそも本作に伝説のマシンが存在するのかなど、まだ隠されている要素もありそうなので、続報が楽しみだ。
      この記事を共有

      本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります