完全3Dとなった美しい世界に感動

開発は当時『ダーククラウド』や『ダーククロニクル』を手掛けていたレベルファイブが担当。本作をキッカケとして、多くのゲームファンにレベルファイブの名を知らしめることとなった。





発売前はいままで見たことのない3D世界に賛否両論あったと思うが、発売後は新しい世界の冒険に誰しも夢中になったはずだ。
プレイヤーは主人公の青年となり、解き放たれた邪悪な力で時を止められた王国の未来のため、悪しき道化師ドルマゲスを追う旅に出る、というのが序盤のストーリー。ゲームが始まるとすでに旅の途中で経緯は徐々に明かされていくのだが、個性的な旅の一行に驚かされ一気に世界に惹き込まれた。


戦闘に参加するのは主人公とヤンガスだけだったが、後にゼシカとククールが仲間に加わり4人パーティとなる。とくに名家の令嬢で魔法使いのゼシカは人気が高かった。性格は行動的で勝ち気だが、ときおり垣間見える可愛らしいところに惹かれたプレイヤーも多かったのでは?
完全3D化のすごさはバトルシーンでも大いに発揮。画面下部に表示されるテキストに合わせて主人公たちはもちろん、多彩なモンスターたちが攻撃をくり出す姿が大迫力だった。新たなシステムとして“テンション”が初登場し、溜まるごとにダメージや回復量などが増大していくのがおもしろいポイント。MAX状態の“スーパーハイテンション”状態になれば攻撃力が爆上がりするので爽快感もハンパではなかった。スキルポイントの割り振りによって、キャラクターに個性を出せる点もよかったと思う。






『DQ』シリーズでは、寄り道要素としてカジノやすごろく場などが有名だと思うが、本作ではカジノのほか“モンスター・バトルロード”が楽しめた。これはモンスターをスカウトしてチームを組み、戦わせて闘技大会を勝ち抜いていくというもの。貴重なアイテムの獲得を目指して、いろいろなチームで挑戦していたのではないだろうか。『DQVIII』はクリアー後のやり込み要素も豊富だったため、筆者もキャラ育成にハマった記憶がある。
2013年12月12日には、スマートフォン向けの移植版『DQVIII』が登場。2015年8月27日には、仲間キャラとしてゲルダやモリーを追加するなど、新要素が盛りだくさんのニンテンドー3DS版を発売している。いま遊びやすいのはスマホ版になるだろう。
『ドラゴンクエスト』関連のニュースとしては、2026年2月5日にNintendo Switch 2、Nintendo Switch、プレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、PC(Steam/Microsoft Store on Windows)向けに『ドラゴンクエストVII Reimagined』(リイマジンド)が発売予定。こちらは2000年にプレイステーション用ソフトとして発売された『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』を再構築(Reimagined)した作品で、“ドールルック”というコンセプトのとおり、手作り感溢れる3DCGが最大の特徴だ。そのほか、バトルシステムやUIの進化、ボイスの追加などがなされている。





















