バカゲー(褒め言葉)を代表する作品のひとつ
『蚊』。長いタイトルの作品はいろいろありますが、ここまでシンプルでわかりやすいものはなかなかないですね。日本でいちばん短いゲームタイトルではないでしょうか。ちなみに続編も発売されていますが、そちらのタイトルは『蚊2 レッツゴーハワイ』とサブタイトルがあり、ふつうの長さになっています(笑)。

『蚊』はその名の通りプレイヤーが“蚊”となって、山田家という平凡な家族の血を吸っていくアクションです。
「あなたは蚊です。」というオープニングはなかなかのインパクトで、ナレーションは、あの田中敦子さんでした。無駄に豪華です(笑)。
初代プレイステーションやプレイステーション2はこういったバカゲー路線が多くて楽しかったです。『鈴木爆発』や『とんでもクライシス』、『せがれいじり』など、バカゲーなんだけどどこかオシャレで惹かれるものがありました。
『蚊』のは左スティックで加速、右スティックで位置調整、R1で加速とオーソドックスなもの。吸血ポイントを中央に収めるとロックオンすることができ、血を吸うことができます。ただ、蚊だけにめちゃくちゃ弱く、つねに一撃死のリスクがあるので緊張感があります。

なお、ステージ内には“EXタンク”というものがあり、このEXタンクを取ると従来の吸血量よりも血を吸えるようになります。すべてのEXタンクを最大にすると難易度が上昇した2周目へ。2周目はストーリーも変化しており、長く楽しむことができました。
また、ゲーム起動時に2P側でスタートボタンとセレクトボタンを押し続けていると、ミニゲーム“暴走バイセコー”をプレイできるという隠し要素も。自転車に乗った健一を操作し、相手を場外に落としたら勝ちという対戦ゲームでした。

本作いちばんのポイントは山田家の人々のおもしろさ。ターゲットの“ストレス”が一定以上になるとバトルモードに突入するのですが、サマーソルトキックをしてきたり、気功弾を撃ってきたりします。平凡な一家という設定はどこにいった!
ターゲットは山田の大黒柱である健一と妻のカネヨ、長女の麗奈と麗奈の友だちである高嶋綾香の4人。麗奈や綾香のような若い女性が相手のときはドキドキしながら血を吸った思い出があります。麗奈の短パン姿がボクを惑わせるんです……。
2024年9月17日には、アップレンダリングされ、新機能が追加されたものがプレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)で発売されています。25周年のこの機会に、プレイしてみてはいかがでしょうか。













