シバ・カーリーの伝説(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
“シバ・カーリー”が、インドとはまったく関係ない“芝刈り”のもじりだったり、エリクサーならぬ“エリ草”が登場したり、遊んでいて何度となくニヤリとさせられました。この時点で、ゲーム開発者の狙い通りなのでしょう(笑)。このように、着眼点は非常にユニークなのだけれど、ゲーム内容はシンプルなミニゲームといった印象。でも、この価格で50面+ランキング+“草ずかん”コレクション埋めが楽しめるのはアリ。
週刊ファミ通1382号より
タイトルロゴや草を刈るアクションが『ゼルダの伝説』を彷彿させるが、同作品でついつい草を丁寧に刈り取ってしまうという人にはピッタリ。走りながら草を刈ると慣性が働くなど、操作は意外な繊細さがあり、うまく制御してより多くの草を刈り取れると気持ちいい。各ステージで条件を満たすと埋められる“草ずかん”は、見るのが楽しみとなり、クリアー以外にもプレイの目標ができるのがいいね。
週刊ファミ通1382号より
ひたすら草を刈る行為に、いつの間にか夢中になってしまう。モンスターをかわしたり、体力の確保や移動ルートを考えるなど、戦略性があって奥が深い。時間の短縮はもちろん、刈り続けることで回転刈りのレベルを高めていくのも、やり込み甲斐あり。ダッシュで一気に広範囲を刈れたときも気持ちいいね。ほのぼのとした主人公のセリフにも和みます。欲を言えば、もっと多くのステージで遊びたいな。
週刊ファミ通1382号より
ステージ内の草を刈るだけ、というシンプルなゲーム性だが、丁寧な作り。手触りはよくてグラフィックのセンスも秀逸。どのルートで草を刈るかや、ダッシュ刈りや回転刈りを使用するタイミングの妙といった戦略性も高く、やり込み甲斐がある。その反面、タイムアタック以外のプレイのモチベーションが薄くて、同じことのくり返し感が強く、作業的な印象も。とはいえ、コストパフォーマンスは高い。
週刊ファミ通1382号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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