龍が如く6 命の詩。(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
桐生一馬伝説の最終章として展開する物語は、複数の勢力が入り乱れながら二転三転し、否応なく引き込まれる。たけしさんや宮迫さんの存在感が圧倒的で、東京の神室町と広島の尾道仁涯町の対比もすばらしい。アドベンチャーパートからバトルパートへの移行が完全シームレスで、快適にプレイできるし、寄り道的な遊びややり込み要素も盛りだくさん。まさに、シリーズの集大成と呼べる最高の作品!
週刊ファミ通1461号より
何と言ってもドラマが大きな魅力で、先の読めない展開に、思わず釘付けに。これまでのシリーズで積み重ねてきた歴史ゆえの感慨深いさもあって、要所要所でグッときます。店への出入りのほかに、バトルやイベントシーンへの移行がシームレスになったのは、ストレスなくプレイできるし、没入感もさらにアップ。歓楽街とは対照的な、田舎ならではの街並や遊び場なども新鮮で、全体的に非常にやり応えあり。
週刊ファミ通1461号より
物語は驚きの連続で、見応え十分。桐生が背負ってきたものと、新たな絆の数々に、胸が熱くなりました。物語を盛り上げるさまざまな演出が見事ですが、必要以上に遠回りさせられ、行動も制限される場面に閉塞感を覚えることも。路上から店に転がり込んでのバトルは新鮮でした。ギラギラした神室町と風情ある尾道仁涯町、シリアスな本編と笑いのあるサブ要素など、メリハリの効いた描写が絶妙。
週刊ファミ通1461号より
プレイアブルキャラが桐生のみ、バトルスタイルも1種類と、かなりシンプルな作りだけど、そのぶんしっかり作り込まれていて、バトルそのものは楽しい。ストーリーは、個人の好みもあるけど、納得のいく展開でした。都市の数も関連するキャラも、いい意味で絞られているおかげかなと。“クランクリエイター”の完成度がもっと高ければ、という希望もありますが……。本編のドラマ性はさすがですな。
週刊ファミ通1461号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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