イース・オリジン(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
『イース』シリーズなのにアドルが主人公ではない、という異色の存在だが、おなじみの人名や地名、懐かしのBGM(のアレンジ版)などが作中に多数盛り込まれており、『?』を遊んだユーザーは感慨深くなるはず。2006年に発売されたPC版の移植なので、ゲーム内容はクラシカルだが、塔を探索しながらのアイテム集めや手強いボス戦は、単純におもしろい。主人公たちそれぞれに特徴が出ているのもいい。
週刊ファミ通1474号より
システムはシンプルながら、軽快なアクションで敵をザクザク攻撃する感覚が気持ちいい。通常攻撃とスキルを織り交ぜながらのバトルは手触りがいいし、ボス戦も歯応えがあってメリハリも良好。主人公によってボスが異なったり、同じボスでも攻撃パターンが変わったりするのは、芸が細かくて○。ただ、塔を上る大まかな構成は同じなので、主人公を変えてくり返し遊びたい人には、少々辛い部分もある。
週刊ファミ通1474号より
主人公のアクションとマップ上の仕掛けを組み合わせて道を拓き、フロアごとに特徴のある塔を上っていく過程に夢中になれます。チェックポイントの間隔や、ミスしたその場で再挑戦ができるボス戦など、プレイヤーが挫折しにくい設計もありがたい。道すがら発生する通常の戦闘は、若干の作業感をともなう印象。やや古くささも漂いますが、価格とゲーム内容のバランスは取れていると感じました。
週刊ファミ通1474号より
タイトルだけでなく、グラフィックの部分でもちょっと懐かしい感じ。とはいえ、アクションのテンポが非常によく、プレイしていて爽快。謎解きをしつつ、エリアにいる敵を殲滅するという流れが楽しくて、つい遊び続けてしまう。主人公たちもしっかりキャラが立っていて、複数回プレイできる内容です。塔での探索ばかりでやや地味に感じてしまう部分はあるけど、この価格設定はうれしいです。
週刊ファミ通1474号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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