ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
『サン・ムーン』を基調としているものの、追加要素が非常に多く、トータルではかなりのボリューム感に。ネクロズマの秘密に迫る新しい物語は、シリーズ過去作とは一線を画すシリアスな内容で、『サン・ムーン』を遊んだ人も新たな気持ちで楽しめる。伝説のポケモンや悪の組織のボスが総登場する点も、ファンにはたまらない要素。携帯ゲーム機版『ポケモン』の集大成と言える内容に仕上がっていますね。
週刊ファミ通1511号より
ベースは『サン・ムーン』だが、過去作に登場したポケモンと出会えるうえに、謎めく集団“ウルトラ調査隊”が物語に絡んできたりと、新要素が序盤から随所に散りばめられているのが感じ取れる。“マンタイン”に乗ってのサーフィンも気持ちいい。伝説のポケモンがすべて出現するほか、シリーズ過去作のボスが集結して立ちはだかるといった集大成的な仕掛けは、歴代作品を遊んできた人ならばより楽しめるかと。
週刊ファミ通1511号より
物語の大筋や島めぐりといった基本部分は『サン・ムーン』と同じだけど、冒険が楽しくなる新要素が満載。“ロトム図鑑”は、旅の相棒が増えたような感覚で和みます。珍妙なウルトラ調査隊とのやり取りや、ネクロズマの予兆は、『サン・ムーン』を遊んだ人にも新鮮に映るのでは。エピソードのボリュームもかなりのもの。サーフィンは本格的で、ワザを決めて高得点を狙うだけでなく、景品獲得にも燃えるね。
週刊ファミ通1511号より
『サン・ムーン』よりも出現するポケモンの数などが増え、遊び応えも昇華。物量も増したが誘導が丁寧で、つぎの目的地も含めて登場キャラたちが親切に導いてくれ、迷わず遊べる。エピソードも多くてわかりやすい反面、テンポがゆるやかで、冒険感は少々薄めに思えた。『サン・ムーン』でジムが“試練”に代わるなど、シリーズ過去作とは趣きが異なる変化は意欲的で◎。ただ、様式美が失われた寂しさも。
週刊ファミ通1511号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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