ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
銃器をフル装備したり、二足歩行で刀を振り回す鹿のインパクトとシュールさ、そして街の建物を破壊していくシンプルかつ爽快感抜群のゲーム性。久々に登場した本格バカゲー! 敵として登場する動物たちが、かわいい姿のママあんな姿にも! 仲間を増やしてバエるスポットで踊ったり、ステージ内に散りばめられたオマージュにニヤニヤしたりと、戦闘以外にも世界を楽しめる要素があるのもいいね。
週刊ファミ通1720号より
作品タイトルに反して、ぜんぜん“普通”ではない期待通りの“バカゲー”に仕上がっているのが最高。マップの規模はコンパクトだけど、好奇心をくすぐる仕掛けが散りばめられている。好き放題に街を破壊して暴れ回るのはシンプルに楽しく、ゴムのように伸び縮みする首を使ってダイナミックに跳ね飛ぶのも愉快。あまり長持ちするゲーム性ではないものの、ニコニコしながら遊べる内容に満足できます。
週刊ファミ通1720号より
なんじゃこりゃ!? 鹿も鹿だが、それ以前にこの奇想天外な世界はなんなんだ!? 鹿として、どう振る舞うべきか、人間やほかの生き物とどう距離を保つべきか、プレイするたびに考えさせられるゲームです、ハイ。忍び笑いポイントがあちこちに仕掛けられていて、いい意味で疲れました。実績解除の条件もくだらなくて励みになります。バカゲーというエンターテインメントにふさわしい価格設定に拍手。
週刊ファミ通1720号より
申しわけ程度の秩序が保たれた世界で、理由なき暴力とやさしさを発揮し続けられます。あえての雑な操作性と、きめ細やかなエフェクトが、0〜10代の心を的確にとらえる鹿の魅力を引き立てています。真剣に攻略……というよりはエスカレートする一発ネタを楽しむゲームであることに納得ずくであれば、DLCの要素も含めて気持ちよく遊びきることができます。接待用ゲームとしてもおおいに活躍します。
週刊ファミ通1720号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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