Aliens: Dark Descent(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
映画『エイリアン』シリーズの、いつ襲ってくるかわからないエイリアンの脅威を、アクションでなくシミュレーションで味わえるのが魅力。分隊単位で行動するシステムが、『エイリアン2』好きな自分の気分をアゲアゲに。暗がり多めなマップの探索も雰囲気抜群。死亡すると生き返らない隊員に、移動時でも容赦なく襲ってくる敵と、移動時もつねに緊張感が求められる。高い難度を含めて楽しめるなら。
週刊ファミ通1833号より
原作映画の世界観とともに、息が詰まるような緊張感のある雰囲気がしっかり再現されているのがグッド。“モーショントラッカー”でエイリアンの脅威を探知しつつ、暗がりをライトで照らしながら、リアルタイムストラテジーの形式で探索を進めていくのはスリルがあっておもしろい。難易度選択は可能だが、もともとハードめのバランスであるうえに、オートセーブの仕様がちょっときびしく感じるかも。
週刊ファミ通1833号より
シナリオや舞台、主人公たちの行動に納得のいく、正統派のスピンオフ。海兵隊員を実戦の中で育て、負傷者を休ませながら人員をやりくりし、作戦の成功を目指すサイクルは、やり甲斐があります。エイリアンの反応をモニターしながら息を潜めて基地を探索し、接敵時には限られた武器でなんとか切り抜けるのがスリリング。ミッション内容にあまりバリエーションはないけれど、このくり返しで充分楽しい。
週刊ファミ通1833号より
雑な臨戦だと第3波あたりで押し切られる、エイリアンの圧倒的強キャラ感は、シリーズ1〜2作目の映画のムードが好きな人にとっては、むしろご褒美。要所で挿入されるストーリーデモも、静かなカメラワークによって一定の緊張感が維持されています。海兵隊員を個別に操作できないもどかしさはあるものの、資源の獲得ペースが安定してくると、くせ者揃いの海兵隊の編成・装備強化が張り合いに。
週刊ファミ通1833号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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