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LISA: Definitive Edition(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報

卵を守る雨宮
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7

ステージ&戦闘構成はシンプルな2Dグラフィックだが、内容はディープ。散りばめられた選択肢やネタは、感動的なエピソードさえも、暴力、シニカル、冷笑的な味付けでクセが強く、終末世界を後押し。それゆえに遊ぶ人を選ぶ作品。バトルはアクションコマンドとボタン連打による爽快感があり。限られた戦闘とアイテムが物語への没入を後押しするからこそ、動線がもう少しわかりやすければ、と。

週刊ファミ通1841号より

ジゴロ☆芦田
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8

見た目こそコミカルではあるけど、内容はとてもショッキング。暴力に満ちた終末世界での救いがない鬱な展開は、好みが分かれそう。でも、そのストーリーには引き込まれる魅力がしっかりあり、重い決断を迫られ悩まされるのも、おもしろいポイント。強烈な個性を持った登場キャラや、ダークなだけでなくユーモラスな場面があるのも作品の味になっています。PC版から追加要素があるのはうれしい。

週刊ファミ通1841号より

くしだナム子
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7

作家性が強く、プレイヤーを選ぶ作品です。バイオレンス描写が平気なことは大前提。また、相当な考察好きでないと、消化不良を起こすんじゃないかな。そして、決して親切ではない作りにも辛抱できる……というか作品の一部として理解し、愛せる人。そんな方なら、この残酷な世界で、幻覚とも現実ともつかない体験のとりこになれそうです。作品世界を映す、ひずんだサウンドが耳に残ります。

週刊ファミ通1841号より

戸塚伎一
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7

悪意……というより“そういう倫理観”で覆われた世界の居心地を、ゲーム内のあらゆる事象で満喫できます。このクセの強さは、なるべく精神が健康なうちに経験しておきたい題材ではあります。強くなる過程を楽しむバランスでない戦闘パートのままならなさを享受してこそな面があるものの、物語重視で遊べる救済措置も用意されている親切設計。マップ構造の複雑さは、メモ書きがギリ不要なレベルです。

週刊ファミ通1841号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

progress
7.2

終末世界が舞台の横スクロールRPG『LISA: The Painful』と『LISA: The Joyful』を収録し、新要素を追加。痛みをともなう選択をくり返し、倫理観が破綻した世界を生き抜く。

発売日
2024年3月21日
価格
4,000 円+税
ジャンル
RPG
メーカー
Beep Japan
関連サイト
PS Store
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