GP Club Life モータースポーツチーム(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
リアルをトコトン追求するのではなく、ブーストで相手を抜く背徳の爽快感など、遊びに軸足を置いた作り。複数選べるカメラには俯瞰視点もあり、そこでの手触りは往年のレースゲーム風。降雨演出など、デフォルメされたグラフィックで視認性が高く、チューニングやピット、スタッフとの交流など、UIを含めてわかりやすさファースト。幅広い腕前の人がレースを楽しめる懐の深さと、価格帯がすてき。
週刊ファミ通1863号より
グラフィックと操作性はシンプル。でも、レースの醍醐味をしっかり味わえるコンセプトが好印象。動きは滑らかでレースの爽快感もちゃんとあります。いかにもゲーム的なルールのレースもありつつ、グランプリでは“ピット戦略”のような本格的なレースの駆け引きを疑似体験できるのもいいね。チームのスタッフを管理する要素などもスパイスとなり、マシンの性能を高めながらレースに挑むのは楽しめる。
週刊ファミ通1863号より
「こういうのでいいんだよ!」と喜ぶ、同志のレースマニアがいると確信。好きだからといって、リアルさを追求したいファンばかりじゃないんです。アーケード寄りのカジュアルさのなかにも、ざっくりした作戦が選択でき、それが戦況をちゃんと左右するおもしろみも織り込まれていました。年代ごとにマシンのデザインが異なったり、ドライバーの名前がそれっぽかったりするお楽しみも用意されています。
週刊ファミ通1863号より
繊細なライン取りなど知ったことかと、カマをかけまくるライバル車を蹴散らしながら“独走”できます。レース結果やゲームモードの少なさはさておき、コーナーを抜けるかというところでターボをふかしたいタイプの人なら、ただ走っているだけで楽しめます。それでいて、レースの状況に応じたタイヤのグリップ低下・ピットインの必要性などをダイレクトに感じられる、リアリティーの切り取りかたも絶妙。
週刊ファミ通1863号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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