
劇場用アニメやTVアニメにもなった人気作
『Kanon』、『AIR』に続くKeyのアドベンチャーゲーム第3弾。シナリオは麻枝准さんと涼元悠一さん、魁さんが手がけ、キャラクターデザインは樋上いたるさんが担当しています。なお、『Kanon』や『AIR』はアダルトゲームでしたが、本作は全年齢対象のPCゲームとして発売されました。
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この時期はビジュアルノベル全盛期で、2003年には『マブラヴ』や『CROSS†CHANNEL』、2004年には『Fate/stay night』も発売されていました。そのなかで、『Kanon』や『AIR』という大ヒット作を送り出していたKeyの4年ぶりの新作となる『CLANNAD』は発売前から注目を集めていましたね。
複雑な家庭環境や父との喧嘩が原因で好きだったバスケの選手生命を絶たれ、塞ぎ込み、周囲と距離を置くようになっていた主人公の岡崎朋也。そんな朋也がヒロインたちと行動をともにしていくことで少しずつ学内の生徒と打ち解け、仲間たちの抱える悩みを解決していくというストーリーが描かれます。物語の終盤では、朋也と仲間たちの絆がある大きな奇跡を起こす……という展開です。
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本作に登場するヒロインは、病弱な古河渚、双子の姉妹である藤林杏と藤林椋、有名な学者の娘である一ノ瀬ことみ、真面目でありながら喧嘩が強い坂上智代、独特の感性を持っている不思議な女の子の伊吹風子、温厚な性格で資料室にこもっている宮沢有紀寧。
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さらに主人公の悪友・春原陽平や寮母の相楽美佐枝、ロックミュージシャンだった過去を持つ芳野祐介といった魅力的なキャラクターが多数登場。多くのサブキャラクターに個別のエンディングが存在するのも特徴で、朋也にとって人々との出会いと交流が大事であることがわかります。本作の大きなテーマは“家族”となっており、その家族とは朋也の住んでいる町全体。さまざまな悩みを抱える朋也に対し、町という、より大きな共同体が朋也のために力を貸してくれるのです。
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巷には、“CLANNADは人生”という印象的な言葉があります。高校時代は父との関係に悩み、やがて就職してヒロインとの間に子どもが生まれると子育てに悩み……それでも前に進んでいく様子はまさに人生と言えますね。
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本作はゲームとしてもこだわって作られており、細かい選択肢のフラグが多く、なんでもなかったような出来事をあとで回収することも。とくに春原が智代に蹴られる展開は、それまで選んでいた選択肢によっていろいろなキャラクターが登場し、64ヒットまで繋がるのでどこまでコンボが繋がるか挑戦したプレイヤーは多いのではないでしょうか。
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数多くのプラットフォームに移植された本作ですが、Nintendo Switchやプレイステーション4(PS4)でも遊べるのでぜひチェックしてみてください。また、本作のアニメ版もすばらしいのでちょっとご紹介すると……東映アニメーション制作の劇場版アニメと京都アニメーション制作のTVアニメシリーズがあり、後者のTVアニメシリーズは第1期と第2期の2回に分けて放送される形で原作のエピソードが余すことなく丁寧に映像化されています。ゲーム版にはボイスがない朋也ですが、アニメ版では中村悠一さんが声を担当。こちらも必見の内容です。