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『サイレントヒル4 ザ ルーム』が発売20周年。サイコロジカルホラーの金字塔シリーズ第4弾で、舞台やシステムを大胆に変更した異色作【今日は何の日?】

byウワーマン

更新
『サイレントヒル4 ザ ルーム』が発売20周年。サイコロジカルホラーの金字塔シリーズ第4弾で、舞台やシステムを大胆に変更した異色作【今日は何の日?】

穴を通じて異世界を探索

 2004年(平成16年)6月17日は、プレイステーション2(PS2)用『サイレントヒル4 ザ ルーム』が発売された日。本日で発売から20周年の節目を迎えたことになる。

 『サイレントヒル4 ザ ルーム』は、コナミ(当時)から発売されたアクションアドベンチャーゲーム。精神的な恐怖を呼び起こすサイコロジカルホラーゲームとして非常に人気の高い『サイレントヒル』シリーズの4作目に当たるタイトルだ。

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 シリーズのマンネリ化防止のためか、これまでと設定やシステムなどに大きな変化があったため、発売当時、驚いたユーザーも多かったのではないだろうか。何より“サイレントヒル”の街がメインの舞台ではなく、サブタイトル通りの“部屋”が重要な役割を果たす点も衝撃的かつ斬新な内容だった。

 本作の主人公は、アパートに住む青年“ヘンリー・タウンゼント”。彼はある日を境にして毎晩悪夢を見るようになり、部屋から出られなくなってしまう。しかし、部屋から出られなくなって5日目、浴室の壁に謎の穴が穿たれていることを発見。ヘンリーは意を決し、穴を伝って脱出を試みるが、そこは隣室でもアパートの外でもなく、死が溢れる異様な雰囲気の世界であった……。

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 ユニークだったのは、謎の穴を通った先に繋がる異世界を探索するシステム。アパートの自室がある種の安全地帯となっていて、ここを拠点に探索範囲を広げていく。複数の人とも出会うが、つぎつぎと死を遂げていくところがじつに恐ろしかった。犠牲者の体には数字が刻まれており、謎が謎を呼ぶ展開も興味を惹かれた。

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 数々の恐怖演出はどれも秀逸だったが、なかでもインパクトが強かったのは隣人で物語後半のパートナーでもある“アイリーン・ガルビン”の巨大な顔が映し出される場面になるだろう。目玉をぎょろぎょろさせたあの顔は一度見たらなかなか忘れることができないはず。

 また、『サイレントヒル2』に名前だけ登場していた殺人鬼“ウォルター・サリバン”が本作ではキーパーソンとなっていて、次第に明かされていく真相に夢中になっていったのではないだろうか。

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 2024年10月8日には、上記
『サイレントヒル2』のリメイク版がいよいよ登場。発売日も正式発表されてファンはドキドキしているところではないかな。

 さらに
『サイレントヒル』シリーズは最新作としてストーリーを竜騎士07氏が、クリーチャー&キャラデザインをKera氏が手掛ける『サイレントヒルf』、2024年に新情報を公開予定の『サイレントヒル Townfall』の2作品が発売を控えている。両作品とも詳細がわからない状態なので発表が非常に楽しみだ。

 プレイステーション5(PS5)用の無料でプレイできる『サイレントヒル:ザ ショートメッセージ』も配信中なので、シリーズの雰囲気を味わいたいならこちらを遊んでみるのもいいだろう。
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