
広がっていく交友関係がおもしろい!
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プレイヤー自身や家族、友人などのMiiを登録して、彼らが架空のマンションで生活する様子を観察したり、干渉したりして楽しむ『トモダチコレクション』。初週売り上げは10万本程度だったものの、口コミなどで人気を広げ、ロングセラーに。2010年には売り上げが300万本を突破するヒットになりました。
発売までの経緯については、“社長が訊く”で語られており、2000年に発売された『とっとこハム太郎 ともだち大作戦でちゅ』のシステムを使って、大人の女性をターゲットにした『大人のオンナの占い手帳』という企画を作ったことが始まり。そのときのシステムである似顔絵ツールに宮本茂さんが着目し、Miiを使った『トモダチコレクション』の企画へとシフトしていったそうです。
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同じマンションで共同生活をしているMiiの様子を眺めるのが楽しい本作。キャラクターたちは恋愛をして結婚をすることも。片思いから始まった恋愛がうまくいき、Miiどうしが結婚する展開は感動します。知り合いのMiiを登録していると、「え? この人とこの人がくっ付いちゃうの!?」という意外な展開もあったりして笑えましたね。一方で、告白がうまくいかずに振られてしまったり、結婚生活がうまくいかずに離婚してしまうことも。こういったリアルなところは人生の縮図を観ているようでした。
Miiを眺めるだけではなく、プレイヤー自身が介入できる要素も。好物や服を与えたり、悩みを解決したりすることでMiiのレベルがアップ。インテリアや服を増やすことができるほか、特定の言葉や歌を教えることもできました。
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また、Miiの悩みを一定数解決することで、住人に仕事を紹介する“適職の館”やMiiどうしの友情や恋愛の相性を占う“相性テスター”が利用できるようになったり、所持金が増えると部屋を彩るアイテムが買える“インテリア屋さん”が使えるようになったりと、舞台となる島の施設も増えていき、キャラクターたちの生活をサポートできるようになります。さらに、住人とはババ抜きや絵合わせ、だるまさんがころんだなどのゲームを遊ぶことも可能。勝利することで換金アイテムである“お宝”をゲットできました。
おもしろかったのは眠っているMiiの夢と、島の出来事をお知らせしてくれるニュース。どれも変なものばかりなのですが、とくに夢に関しては、巨大なMiiの頭が襲ってくるものや、Miiの頭がろくろっ首になってどこまでも伸びるものなどシュールなものが多かったですね。キャラクターはデフォルメされたMiiなのに、食べ物や動物などの画像は実写だったこともシュールに拍車をかけていた気がします。
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2013年4月18日にはニンテンドー3DSで続編の『トモダチコレクション 新生活』が発売。すれちがい通信といつの間に通信に対応したほか、住人の集まる“喫茶店”や“遊園地”などの施設も増えて、より楽しめるようになりました。
ファンも多いシリーズなので、ぜひ復活してほしい1本。ニンテンドースイッチの後継機種も発表されたので、ぜひ新しい『トモコレ』も……!