星の海原を巡る、果てのない冒険
『スターオーシャン』は、エニックス(当時)から発売されたRPG。SFとファンタジーが融合した世界観が魅力的な人気シリーズの1作目で、開発はトライエースが手掛けている。セガサターン、プレイステーション、ニンテンドウ64といった新世代ハードが出揃った時期に発売されているので、スーパーファミコンソフトとしては比較的後発の作品となる。
後発のゲームということもあってか、細緻な描写でグラフィックが非常に美しい。そして何より大容量を活かしてボイスをふんだんに取り入れているのには、プレイした誰もが驚かされたんじゃないかな。バトルではキャラが声を出しまくりで、めちゃくちゃ賑やか。ここだけを見れば、現代のゲームと比較してもあまり変わらないレベルだったように思える。桜庭統氏が作り出した音楽も素敵でかっこよかった。
ストーリーにも大きな影響を及ぼすものもあり、PA自体が非常に楽しみなイベントとなっていた。素材となるアイテムから錬金術のように新たなアイテムを作り出せるIC(アイテムクリエーション)もユニークなシステム。調理で効果の高い回復アイテムを料理したり、鍛冶で強力な武器を作り出したりするなど、多種多様なアイテムをクリエイトできるのがおもしろかった。
ナンバリングタイトルとしては『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』が最新作。2023年11月2日には、『スターオーシャン セカンドストーリー』のリメイク作『STAR OCEAN THE SECOND STORY R』がNintendo Switchプレイステーション5(PS5)プレイステーション4(PS4)、Steam(Steam版は11月3日)で発売された。