美少女5人を代わる代わる操作して遊べる。そんなゲームがあると聞いて、東京ゲームショウ2024(※)を遊び歩いていた筆者はホイホイとアニプレックスブースまで来てしまった。
※2024年9月26日~9月29日の期間、千葉県・幕張メッセにて開催中(26日、27日はビジネスデイ)。![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/19403/ae77755d38eab3bdaa32b7f373f17c6a4.JPG?x=767)
そのゲームの名は『HYKE:Northern Light(s)』。ドット絵で描かれた世界が素敵な、見下ろし型の2Dアクションゲームだ。
細やかなドット絵が最高。少女5人で荒廃した世界を歩む
冒頭にも書いたが、主人公は5人の少女。“禁域”と呼ばれる未踏の地にて、かつて人類と戦争をくり広げた“魔女”である母親を探す冒険譚……なのだとか。
なんで断定していないかと言うと、試遊版ではあんまりその辺の話がなかったからである。上の文章は公式サイトの文章を抜粋していい感じにしただけに過ぎない。
じゃあ、試遊版ではなにが味わえたのか?
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道中での会話もあるが、かなりふんわりした感じ。そこまでしっかりとしたストーリーへの言及はない。
それは、“なんか知らんがひたすらに主人公たちがかわいい”ということ。とにもかくにもドット絵の表現がよくできていて、ちっちゃいけどめちゃめちゃに動く。
作りこみも素晴らしく、攻撃や移動のモーションが作られているのはもちろんだが、待機モーションもしっかりある。なんか急に犬を召喚してなでたりする。かわいい。
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わんこに顔を押し付けて全力でモフっている。かわいい。
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進んでいる中でちょっとした会話が入ることも。左上の立ち絵もめっかわ(めっちゃかわいい)である。
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表情も細かく変わる。攻撃モーション中はちょっと気合いの入った顔つきに。
主人公たちはそれぞれモーションもアクションの種類も得意とする攻撃方法も違う。試遊版では5人の主人公を自由に切り替えながらの探索が可能だった。ちなみに交代するときには専用のセリフとハイタッチするモーションが入る。かわいい。
立ち絵もふわっとしていてめちゃめちゃにいい(ゲーム中では左上に登場するぐらいなのだが)。これまでほぼ“かわいい”しか言ってないが、つまるところ全体的にキャラクターのビジュアル面はすごく洗練されていると感じる。
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キャラクターの組み合わせごとにボイスがある。これがすっげーいいんですよ……。
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せっかくなので立ち絵も紹介。左が“ハイク”(声:小原好美)で、右が“リコ”(声:古賀葵)。
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左が“フォールアウト”(声:石見舞菜香)。右がホールキーパー(声:潘めぐみ)。立ち絵は公式サイトなどでも確認できる。
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個人的にイチオシである、ロボ娘の“マザーブレイン”(声:花守ゆみり)。ゲーム内だとバイザーをつけているのだが、そのグラフィックも好き。
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フォールアウトは動物を召喚して戦う。召喚時の手を上げる動作がかわいい。
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マザーブレインは遠距離攻撃特化。操作方法もほかキャラクターとかなり違っており、ボタンではなくスティック入力により銃をぶっ放す。
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主人公のハイクは近接攻撃主体。ほかの遠距離攻撃キャラクターが優秀なので、ちょっと霞みがちかも? とは思ってしまった。
ここまではキャラクターに着目して紹介してきたが、フィールドの雰囲気も抜群。舞台が“人間と魔女の戦争により荒廃した世界”ということもあり、そこら中に廃れた人工物が配置されている。試遊版では、マップを大きく移動するときには、壊れかけのロープウェイに電力を供給して無理やり動かすなんて方法を取ることがあった。
そのほかにも、フィールドのいたるところに兵器が放置されている……なんてことも。こちらもギミックとして用意されており、砲撃して邪魔な岩を破壊するのに使える。恐らく戦争の名残だろうが、いまを生きるこの少女たちには関係ないのでありがたく使わせてもらった。
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敵キャラクターが砲台を操作していることも。
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鉄板による地面の補修跡だろうか。流れる血からも戦火の生々しさを感じさせる。
ロープウェイも砲台もそうだったが、舞台設定をうまくステージを進めるギミックに落とし込んでいるのがすごくいい。遊んでいて変な違和感がなく、ゲーム全体の雰囲気がずっと崩れないのが印象的だった。
その“よさ”はステージをクリアーした後にも。ステージを越えた後は、みんなでキャンプをする。だってここは荒廃していて建物もなにもないから。
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火を起こしたり、なにかを運んだり、それぞれの行動を見ているだけでも癒される。
キャンプでは、料理を食べてつぎのステージで適応されるバフを得ることができる。今回の試遊では遠距離攻撃力アップとアイテムドロップ率アップが確認できた。ステージによって内容なども異なっていくのだろうか。
それに、もしかしたらキャンプ地の建て方とかキャンプ中のモーションも大きく変わってくるのかもしれない。ステージをクリアーしていくのが楽しみになりそうな要素だ。
『HYKE:Northern Light(s)』は、全体的にドット絵がすごく高品質で、世界観設定も気になる部分が非常に多いタイトルだった。あと、記事なのであんまりこんなことを書いても仕方ないのだが……ボイスがすっげえいい。ぜひとも聞きながらやってみてほしい。なんかもう、かわいくておかしくなるから。頭が。
試遊版で体験できたのはほんの断片だけ、という感じではあったが、それでもこれからの発売が楽しみになる出来であったことは間違いない。発売時期はいまだ未定なものの、公式X(旧Twitter)は日々稼働しているので、気になる方はこちらをフォローして情報を漏らさないようにしていただきたい。