
小さなゲーム機に集約された高水準の機能
プレイステーション Vitaは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(当時)から発売された携帯型ゲーム機。プレイステーション・ポータブル(PSP)に次いで投入された新しい世代の携帯型ハードで、当初は3G/Wi-Fiの両対応モデルとWi-Fiのみのモデルの2バージョンが存在した。前者はプリペイドデータプランなどで別途料金を支払えば3G回線を利用することが可能で、場所を選ばずにインターネット通信が行える。
5インチの液晶画面は有機ELディスプレイを採用。いままでと段違いの色鮮やかな発色に多くの人が魅了されたのではないだろうか。何より画面解像度が960×544ピクセルと、480×272だったPSPのちょうど4倍へと向上。いまとなってはフルHDにも満たないのだが、当時としてはかなり美しい画面だったので筆者などはけっこう感動した覚えがある。
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携帯機ながらアナログスティックをふたつ搭載していたため、多くのゲームで移動とカメラ操作に割り振られていて重宝したんじゃないかな。さすがに据え置き型ゲーム機のコントローラー級とは言わないけれど、それでも操作性のよさは相当なもの。ほかにもマイクや加速度センサー、ジャイロセンサーといった機能も備えており、用途は多種多様だった。
2012年にはSkypeアプリも配信されていたのでビデオ通話に利用していたなんて人もいたんじゃなかろうか。スマートフォンが流行したせいもあってか、2016年にはサービス終了となってしまったのが残念だった。
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2013年11月14日には、プレイステーション Vita TVが発売。こちらは据え置き型になったPS Vitaでデュアルショックをコントローラーとして使用できる。外部のディスプレイを利用するため、大画面でゲームを楽しめるのがメリットだった。
PS Vitaのローンチタイトルは驚きの24本。『みんなのGOLF 6』や『アンチャーテッド 地図なき冒険の始まり』、『リッジレーサー』などのおなじみの人気シリーズをはじめ、位置情報ゲームの『モンスターレーダー』のような変わり種もあった。
※PS Vitaのローンチタイトル一覧
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