
ファミ通.comでは、担当ライターが実際に使っているデッキの採用カードや戦いかたを紹介。デッキ作りに悩んでいる人や新しいデッキを使ってみたい人はぜひ参考にしてみてほしい。
今回は、ミュウツーex&ミュウexのデッキを紹介。もともとトップクラスに強かったミュウツーexのデッキが、“幻のいる島”の新カードでさらに強化されて使いやすくなっている。
デッキレシピ
- ミュウツーex (2枚)……最強の遺伝子 ミュウツー収録
- ミュウex (1枚)……幻のいる島収録
- ラルトス (2枚)……最強の遺伝子 ミュウツー収録
- キルリア (2枚)……最強の遺伝子 ミュウツー収録
- サーナイト (2枚)……最強の遺伝子 ミュウツー収録
- ルージュラ (1枚)……最強の遺伝子 ミュウツー収録
- モンスターボール (2枚)……ショップチケットで交換
- 幻の石板 (2枚)……幻のいる島収録
- 博士の研究 (2枚)……ショップチケットで交換
- ナツメ (1枚)……最強の遺伝子 リザードン収録
- リーフ (2枚)……幻のいる島収録
- かけだし調査員 (1枚)……幻のいる島収録
注目カード
ミュウex【新カード】
そして、その真価はもうひとつのわざ“ゲノムハック”によって発揮される。エネルギーが3つ必要だが、相手のバトルポケモンのわざを何でもコピーして使えるというもの。ミュウツーexの“サイコドライブ”やリザードンexの“ぐれんのあらし”など、本来はエネルギーが4つ以上必要なわざでも、エネルギー3つで使えてしまうところが強力だ。
かけだし調査員【新カード】
リーフ【新カード】
“ねんどうだん”で序盤を戦いHPが減ったミュウツーexをベンチに逃がす際にリーフを使うとエネルギーを温存できるため、終盤に“サイコドライブ”で勝負を決めるフィニッシャーとして再度活躍させられる。
幻の石板【新カード】
ただ、超タイプのポケモンでなかった場合に山札の下に送られてしまう効果には注意が必要。たとえばラルトスを狙って序盤で使ってしまうと、“モンスターボール”や“博士の研究”を山札の下に送ってしまう可能性がそこそこ高い。できればキルリアやサーナイトを狙って中盤に使いたいカードだと思う。
ミュウツーex【既存のカード】
サーナイト【既存のカード】
ミュウツーexの“サイコドライブ”は使うと超エネルギーを2個トラッシュしてしまうが、サーナイトがいれば毎ターン連発できるようになる。ミュウexの“ゲノムハック”も使いやすくなるので、本デッキには必須と言える。
ルージュラ【既存のカード】
サイコキネシスを耐えるためにセレビィexがエネルギー4枚ぶんで“パワフルブルーム”を使った場合、ダメージ期待値は100なのでミュウexやミュウツーexは耐える可能性の方が高い。
いずれにせよルージュラがいることで有利な立ち回りが可能になる。逆にルージュラがいないとミュウツーexのサイコドライブくらいでしか対抗できないため立ち回りが非常に窮屈になる。セレビィexは現状使用率がとても高い印象があるので、ルージュラを採用しておくのがおすすめ。“ねんどうだん”以上のダメージ効率を出せることも多く、セレビィex以外の相手にも活躍できる点も優秀。
ミュウツーex&ミュウexデッキの戦いかた
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サーナイトが場に出せたら、いっきに攻めに転じる。ミュウツーexのサイコドライブやミュウexのゲノムハックを駆使して相手のポケモンを一撃で倒していこう。
攻撃のターンが途切れないよう、ベンチのミュウツーexやミュウexにもエネルギーを付けてから攻勢に出ることが重要だ。
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ワンポイントアドバイス
それでも、やはり油断は禁物。すでに手札につぎの進化ポケモン(キルリアorサーナイト)がいる場合は博士の研究をあえて使わずに手札を少なくすることでレッドカードを躊躇させるようなプレイングを意識しておきたい。
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逆に、ミュウツーexでも耐えられないような攻撃をしてくる相手。具体的にはミュウツーexやリザードンexだが、それらにはミュウexのゲノムハックが非常に有効だ。相手のデッキがミュウツーexやリザードンexだとわかった時点で、ミュウexを大事に扱うようにしよう。
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セレビィexもミュウツーexを一撃で倒し得るポケモンだが、セレビィexに対してはミュウexのゲノムハックが有効な反撃になりにくい。相手がセレビィexのデッキだとわかった場合は、ルージュラで試合を決めることを意識して立ち回ろう。
ルージュラはエネルギーふたつで攻撃できるため、サーナイトがいるなら事前にエネルギーを付ける必要はない。一方でHPが80と低いため、ナツメで倒されてしまわないようにベンチのポケモンを増やすなどの対策をしておこう。
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入れ替え候補のカード
ミュウツーexのサイコドライブ、サンダーexのハリケーンサンダー、セレビィexのパワフルブルームなど、ちょうど150ダメージになり得る攻撃をミュウツーexが耐えられるようになる。優秀なカードだが、サカキを使われると結局倒されてしまう点がネックで筆者は優先度を少し下げた。レッドカードとあわせて使えると強そう。
サカキ
相手がグリーンを使ってくることを考えると入れておきたいし、ほかにも何かと「サカキがあれば……」と思うシーンは少なくない。しかし枠が足りない。入れ替えるならリーフやかけだし調査員などが候補となりそう。
きずぐすり、スピーダー、レッドカード
従来のデッキにはよく入っていた汎用カードたちだが、新カードの登場で枠が圧迫された。スピーダーはリーフで代替できていると思う。きずぐすりはたまにほしくなるが、リーフやかけだし調査員を使った立ち回りでカバーできているとも感じる。相手の手札がたくさんあるとレッドカードをしたくなるが、このデッキの場合は相手の妨害をするよりも自分のパワーを押し付けた方が強いと思ったので不採用。
ランダムマッチでの対戦結果
戦績:9勝1敗
- (勝ち)フリーザーex&ギャラドスex&シャワーズ 後攻
- (勝ち)ミュウツーex&ミュウex 後攻
- (勝ち)フリーザーex&スターミーex&シャワーズ 先攻
- (勝ち)ミュウツーex&ミュウex 先攻
- (勝ち)フリーザーex 後攻
- (勝ち)プテラex&オコリザル&マーシャドー 後攻
- (勝ち)ピカチュウex 先攻
- (勝ち)セレビィex&ジャローダ 後攻
- (勝ち)ピカチュウex 先攻
- (負け)マタドガス&ピジョットex 先攻
構築の面では、2進化ポケモンのサーナイトが軸となっているうえに、新弾で入れたいカードがたくさん増えたので構築の取捨選択が難しくなった。サカキやグリーンを活用する方法もあるだろうし、きずぐすりやスピーダーも入れられるものなら入れたい。
各々でカスタマイズしがいのあるデッキタイプなので、慣れてきたら本記事を参考にオリジナルの構築を作ってみてほしい。
また、プレイング面でも取れる選択肢が幅広くて柔軟な立ち回りが可能。すなわち難易度が高めだということでもあるが、やればやるだけうまくなるし、ほかのプレイヤーと差を付けやすいので練習のしがいもある。
ミュウツーexのデッキはすでに持っているという人も多いと思うが、もしまだ組んでいなかった人や新弾が出てからアップグレードしていなかったという人は参考にしてもらえれば幸いだ。『ポケポケ』およびポケカの奥深さを、より感じてもらえるはず。