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『モンハン』歴代リオレウスの歩み。シリーズごとに進化を遂げ、“空の王者”の名にふさわしい存在へ【『モンハンワイルズ』発売記念企画】

byけんけん

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『モンハン』歴代リオレウスの歩み。シリーズごとに進化を遂げ、“空の王者”の名にふさわしい存在へ【『モンハンワイルズ』発売記念企画】
 2025年2月28日の『モンスターハンターワイルズ』発売まであと3日! 発売カウントダウン特別企画をお届け! 本稿では『モンスターハンター』シリーズに登場する歴代のリオレウスを振り返って紹介しよう。

 リオレウスは、
『モンスターハンター』シリーズを象徴する飛竜種のモンスターであり、初代『モンハン』から最新作『モンスターハンターワイルズ』にいたるまで、すべての作品に登場している。

 “空の王者”の異名を持ち、卓越した飛行能力と強力な火炎ブレスを駆使して多くのハンターを苦しめてきた。その圧倒的な存在感と強さはプレイヤーに鮮烈な印象を残し、作品ごとに生態やデザインに変化が施され、シリーズの進化とともに歩んできたモンスターである。

 この記事では、歴代作品におけるリオレウスの軌跡を振り返り、その特徴や歴史を改めて紐解いていく。

 リオレウス、ああリオレウス、リオレウス。
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モンスターハンター/モンスターハンターG/モンスターハンターポータブル

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 デザインとしてはやや細身で、体格もいまほどがっしりとはしていない。初代『モンハン』の時点で基本的な攻撃パターンはすでに形作られており、このころから“空の王者”にふさわしく、飛び上がってブレスや爪を駆使した攻撃をくり出していた。

 また、飛竜の卵の納品クエストでの体験も印象深い。

 序盤で受注できるクエストでありながら、親であるリオレウスがフィールドを徘徊しているため、装備の整っていないハンターは一撃で狩られる危険すらある過酷な内容となっていた。このクエストでリオレウスと命懸けの逃走劇をくり広げ、その恐怖を骨身に刻み、「もう卵運びはこりごりだよ~トホホ……」と思ったハンターも多かったことだろう。

 『
モンスターハンターG』からは、鮮やかな蒼色の外殻に覆われたリオレウス亜種と、金属質の光沢を帯びた白銀の外殻を持つリオレウス希少種が登場している。
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(左)リオレウス亜種、(右)リオレウス希少種

モンスターハンター2(ドス)/モンスターハンターポータブル 2nd/モンスターハンターポータブル 2nd G

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 『モンスターハンター2(ドス)』あたりではリオレウスの基本的な仕様に大きな変化はないものの、武器に氷属性が追加されたことで、水属性と龍属性に加えて氷属性も有効な弱点となった。『MH2』では森丘と古塔にのみ出現するため、狩猟できるようになるのはかなり遅かった。村の上位クエストやG級クエスト以降は、バックジャンプブレスで飛び上がり、そのまま滞空するといった行動が加わり、さらに厄介な存在となった。

 『
モンスターハンターポータブル 2nd G』では、村の最終クエスト“モンスターハンター”に登場。タイトルそのままの名を冠したこのクエストは、シリーズ屈指の高難度を誇り、リオレウス、ティガレックス、ナルガクルガ、ラージャンの4頭を相手にする大連続狩猟として、多くのハンターの度肝を抜いた(いま振り返ってみてもなかなかキツイなこのクエスト……)。

モンスターハンター3(トライ)/モンスターハンターポータブル 3rd/モンスターハンター3(トライ)G

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 『モンスターハンター3(トライ)』ではグラフィックの向上にともない、よりたくましく迫力のある姿へと進化した。がっしりとした体格になり、なかでも翼や尻尾、頸、後脚は厚みを増し、さらに猛々しい印象を与えている。また、弱点属性にも変更が加えられ、リオレウスには龍属性がもっとも効果的になり、ついで雷属性が有効となった。

 さらに、行動パターンも大きく調整され、とくに滞空時間が格段に延びた。これまでのようにハンターの攻撃がまったく届かないほど高く舞い上がることはなくなったが、滞空状態で攻撃をくり出す機会が増え、“空の王者”としての風格がより際立つものとなった。
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リオレウス亜種
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モンスターハンター4/モンスターハンター4G

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 “空の王者”としての威厳を示すかのように、飛行時の動きを強化するための新たなモーションが多数追加された『モンスターハンター4』。基本的な仕組みは『MH3』と共通しているが、滞空時間が『MH3G』の亜種に匹敵、あるいはそれ以上に。その結果、飛んでいるときの動きがさらに多彩になり、滞空中の攻撃を得意としたスタイルへと変貌を遂げた。

 ただ、ハンター側も新要素として“乗り攻撃”が追加され、これまでにない立体的な立ち回りが可能に。リオレウスの圧倒的な飛行能力に対し、ハンターも新たな手段で対抗できるようになった。

モンスターハンタークロス/モンスターハンターダブルクロス

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黒炎王リオレウス
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 『モンスターハンタークロス』ではリオレウスが初登場したフィールド“森丘”(当初の呼び名は“森と丘”)が復活。長年『モンハン』シリーズをプレイしてきたファンにとっては、懐かしさを感じる要素となった。

 加えて、二つ名持ちモンスター“黒炎王リオレウス”が登場。黒みがかった深紅の外殻に、通常個体を大きく凌ぐ重厚なる身体。その巨体をも悠々と支える大きな翼には、神秘的な黄金の紋様が刻まれている。背中の棘や翼爪も一層鋭さを増し、“黒炎王”の名にふさわしい風格を備えていた。

 また、規格外の火炎ブレスを操り、周囲を焼き尽くすほどの蒼き炎とともに火薬岩を吐き出す。設置された火薬岩は一定時間が経過すると超巨大爆発を引き起こし、その破壊力はまさしく“王”の貫禄を示すかのようなものだった。

モンスターハンター:ワールド/モンスターハンターワールド:アイスボーン

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 シームレスに描かれるオープンエアーなフィールドが特徴的だった『モンスターハンターワールド』。ハンターが最初に足を踏み入れるエリアである“古代樹の森”に生息し、生態系の頂点に君臨していた。

 ハードがプレイステーション4となりグラフィックが大幅に向上したことで、鱗の質感や翼膜の光沢感などデザインもよりリアルに。鳴き声も過去作から一新され、さらに迫力のあるものとなっている。また、シームレスなマップの導入により、遠くからでもリオレウスが空を飛びながらフィールドを巡回する雄姿を見られるようになった。

 さらに、リオレウスの巣には水がせき止められており、攻撃や爆弾によって決壊させることが可能。このギミックを利用することで、リオレウスを下層まで叩き落とすことができる。大量の水とともにはるか下方へと流されていくリオレウス。その光景は衝撃的だった。

 そのほか、新システム“縄張り争い”により、リオレウスとほかの大型モンスターが激しくぶつかり合う場面は迫力満点。ディアブロス、ナルガクルガ、ジンオウガといった名だたるモンスターとの怪獣大戦争とでも表現したくなるような争いっぷりは圧巻で、思わず見入ってしまうほどだった。
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モンスターハンターライズ/モンスターハンターライズ:サンブレイク

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 リオレウスの代名詞ともいえるブレス攻撃が大幅に強化され、従来の火球に加えて強力な火炎放射を放つようになった。さらに、新システム“操竜”の導入により、ハンターがリオレウスの背に乗ってフィールドを駆け回ることが可能に。攻撃方法に関しても、毒爪や火球、火炎放射など多彩なアクションが楽しめる。

 また、新たな特殊個体として、百竜夜行クエストに“ヌシ・リオレウス”が登場。通常の個体よりも黒ずんだ甲殻を持ち、禍々しい雰囲気を漂わせている。さらに、全身には痛々しい傷痕が刻まれ、喉から胸にかけては熱を帯びた青い光が揺らめくなど異質な威圧感を放っている。

 『
モンスターハンターライズ:サンブレイク』のティザー映像では、陰影が漂う西洋風の城の上空を飛んでいるところ、本作のメインモンスターであるメル・ゼナに襲撃されるシーンが描かれている。“傀異化リオレウス”も実装され、傀異化ならではの圧倒的な耐久力と攻撃力に加え、リオレウスの豊富な攻撃モーションが組み合わさり、非常に手強いモンスターとなっていた。
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リオレウス希少種

モンスターハンターワイルズ

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 アナウンストレーラーでは、新たなフィールドと未知のモンスターたちが映る中、映像の最後でリオレウスがしっかりと姿を見せた。

 さらに、プロモーション映像7では、希少種を思わせる灰色の甲殻をしたリオレウスが登場。全身には青紫色の発光が模様のように浮かび上がり、異様な雰囲気を醸し出していた。その姿は、本作のメインモンスターであるアルシュベルドにも通じるものがあり、両者の関係が気になるところだ。
 リオレウスはシリーズを重ねるごとに進化を遂げ、その威厳と強さをさらに際立たせてきた。見た目はより迫力を増し、まさに“空の王者”の名にふさわしい存在へと磨き上げられている。最新作『モンハンワイルズ』では、どのような姿で空を支配するのか、いまから待ち遠しい。

『モンハンワイルズ』発売記念企画

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集計期間: 2025年04月26日05時〜2025年04月26日06時