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『DRAPLINE』のドラゴン娘は肉も岩も温泉も村人も食う。奔放に育ててたらなんか村からNPCがふたり消えた育成ローグライト【東京ゲームダンジョン7】

byオクドス熊田

『DRAPLINE』のドラゴン娘は肉も岩も温泉も村人も食う。奔放に育ててたらなんか村からNPCがふたり消えた育成ローグライト【東京ゲームダンジョン7】
 私は娘に村人を食べさせました。
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だってえ……食べたいって言ってるしい……。
 2025年2月15日(土)開催の東京ゲームダンジョン7で出会った『DRAPLINE』(ドラプリン)。ドラゴン娘の親代わりになり、“いろんなもの”を食べさせて立派なドラゴンへと育てる育成ゲームでの出来事である。

立派な神竜に育てようと、はらぺこな娘をただ甘やかす日々

 とはいえ、食べさせたのは村人だけではない。
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 でかい骨とか。
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 魔力の結晶とか。
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 キノコを食べさせたりもした。

 『DRAPLINE』は腹ペコなドラゴンの女の子に、“いろんなもの”を食べさせて成長を見守る育成ローグライトRPG。ドラゴン娘は食べたものに応じてステータスが上昇したり、戦闘で使えるスキルを覚えたりする。

 なにを食べさせるかを決めるのはプレイヤー次第。1日の始まりにランダムで3種類のアイテムが提示され、どれを食べさせるかを選ぶ形式だ。どれを食べるとどんなステータスが上がるかもわかるので、育成の方針も決めやすい。

 ちゃんと食べるときには専用の演出もある。かわいい。
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かわいい、とても。
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住んでいる村でお仕事をこなしたりすることで、1日の始まりに出るアイテムの排出率などを操作可能。住民からの好感度も上がる。
 そう、かわいい。かわいいのだ。このドラゴン娘。

 ……ちょっとドラゴンの女の子とかドラゴン娘だと味気ないので、記事内ではデフォルトネームである“クー”と呼ぶことにする。ちなみに名前は好きに決めることが可能だ。
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筆者は“クー”という名前の腹ペコ感がかわいかったためデフォルトネームで進めていた。これは挨拶を教えているところ。“!”が多くてかわいいね……。
 そのかわいさにあてられてしまった筆者は、クーを甘やかしに甘やかした。具体的に言えば、「あれ食べたい!」と言われれば言われた通りに飯を食わせ、仕事を失敗してもあんまり注意をせず「しゃーないしゃーない」と言って育てた。
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仕事を失敗しても怒らない。そういうこともあるよね。うんうん。ちなみに住民からの好感度はダダ下がり。
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食べたそうにしてたらすぐOKしちゃう。そうして村人が減っていく。
 このゲームはちゃんと“育成”するゲームでもあるため、好き勝手甘やかして育てればそれだけ言うことを聞かない子に育つ。ゲーム内の用語で言えば“Rule”と“Wild”という分類があり、ちゃんとダメなことはダメと言って聞かせると“Rule”、甘やかすと“Wild”という気質へと寄っていく。
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お仕事に失敗したのに怒らないと、こんな感じでWildへと寄ってしまう。ちゃんと叱るとRuleに寄る。
 ……もちろん筆者の育てたクーはWildまっしぐら。恐ろしいぐらいに野生。見ていないうちにそのへんにあるものを勝手に食べたりしちゃう(で、勝手に強くなる)。

 もちろんそんなワイルドさは戦闘でも発揮。敵にとどめを刺した後はその死体を食べる(吸収する)かどうか決められるのだが、「食べていいよー」と言った暁にはしっかり残さず食べる。そのぶん、Ruleに気質が寄っているときよりステータスの上がりかたがいい。
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戦闘はコマンド式。相手の行動を確認して、クーのアクションを決めていく。相手の攻撃力を下げるなど、ステータスに影響する搦め手系のスキルもある。
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……で、戦闘後には敵の死体を食べるかどうか決められる。これによってさらにステータスを上げられる。
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Wildの場合は“しっかり食べる”のでよりステータスが上昇。
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気質がWildだと、自分であげたご飯や敵撃破時の吸収以外にも勝手にどこかで食べてくる。わんぱくでいいこだなあ(さまざまな問題から目を逸らしつつ)。
 そう考えるとWildのほうがお手軽かつ強力な個体にはなるだろうが、さりとてそのままでは人間社会になじめるとは思えない。試遊版なのでそこまで体験はできなかったが、クーの育てかたによってエンディングも変わってくるとのこと。実際、筆者の育てかたであれば(プレイヤー自身も含め)ろくな最期は迎えないだろう。
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ご飯で強いアイテムを食べさせようとして借金までしていた(最後まで返さなかった)。
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途中の会話パートでも、神竜であるクーの側近的な竜“モルゲンティアナ”に、奔放に育てるとどうなるかという忠告も受けた。でもやっぱりのびのびとね……。
 “なにを食べさせるのか”はローグライトらしいランダム要素が関わってくるが、“どう育てるのか”は完全にプレイヤー次第。筆者みたいにひたすら甘やかす親もいるだろうが、しっかりいろいろなことを教えて、ちゃんと人間社会に順応するよう育てる人もいるだろう。

 根底にあるのはちゃんと“育成”。ゲーム的な、ステータスなどの側面は言わずもがな。なにも知らない子どもをどう育てるのか、というのはこのタイトルの大きなテーマのひとつだと感じられた。
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公開されているPVでは、とあるエンディングのひとつとしてこんな絵が公開されていた。うん、まあつまりそういうことですよね……。
 ちなみにそんな感じで甘やかしまくったクーだが、今回はわりとINT(知能、賢さ系)が上がりやすいご飯が多かったので、魔法攻撃が強力なタイプのドラゴンとしてすくすくと成長していった。

 ピクニックと称してして酸の沼に行ったら、必殺技である“ブレス”の性質も変化。酸を吐けるようになったらしいです。すげーや我が子。
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ある日、おでかけを要求された。いろいろ選択肢はあったけど酸の沼に行くのがおもしろそうだったので酸の沼へ。
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そこでなんやかんやありブレスの性質が変化。エフェクトや名前も自分で設定できる。
 試遊版のラストに用意されていたボス戦も楽々クリアー。相手は雷を司る存在である“サンダー”という名前のドラゴンだったが、こちらもINT系の魔法タイプ。雷のスキル“スパーク”の魔法攻撃で圧倒し、無事勝利を収めた。
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災竜のサンダーちゃん。こちらもワイルドそうな見た目でかわいい。というかこのゲームのキャラクターは全員めちゃくちゃかわいい。
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雷対決でボコボコにしました。
 今回はそんなワイルドクーちゃんをお世話してきたわけだが、いろいろと公開されている情報を見るに、RuleやWildといった性質以外にも、“愛され”という性格になったりもすることもあるようだ。どういう条件を満たせばそうなるのかはわからないが、製品版がより楽しみになる情報であることは確かである。

 ブースで制作者の“カナヲ”氏ともお話させていただいたが、製品版での1周のプレイ時間は平均1時間ぐらいを目指しているとのことだった。性格や性質、食べさせるものの種類やスキルどうしのシナジーなど、組み合わせが膨大な本作を何度も楽しむには、ちょうどいいぐらいの周回間隔と言えるのではないだろうか。
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試遊版では触り切れない要素も多かった。……もっとやりたい! あといろんな(かわいい)キャラに会いたい!
 今回は試遊版ということもありエンディングを迎えることはなかったが、恐らくこのままエンディングにいっていたらヤバめなエンディングに向かっていたであろうことは想像に難くない。製品版では甘やかすのはほどほどにしようと思う。

 ……いや、とはいえわんぱくに育ってくれたことはやはりうれしいし、「手塩にかけた子であれば自分が食われてもそこまで惜しくはないかもな……」なんて気も。それもこれも“クー”がかわいすぎるのが悪い。(試遊版とはいえ、)親としてはどんな子に育ってもうれしいのである。

 そんな『DRAPLINE』は、Steamですでにデモ版が配信中。気になったかたはウィッシュリストに登録しつつ、いちどデモ版をさわってみてほしい。きっとあなただけの特別な“娘”になるはずだから。
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最後までかわいかった。強い子に育ったね……。
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集計期間: 2025年04月28日13時〜2025年04月28日14時